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今日から当院でもPCR検査が可能に

2020年09月01日(火)

今日から当院でもPCR検査が可能になった。

行政検査なので色々と条件が付いているが。

まずは検査の裾野が広がったのはいい事だ。

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当院は「帰国者接触者外来相当」になった。

尼崎医師会を通じて尼崎市と契約を結んだ。

この検体は「唾液」である。

2mlほど唾を吐くだけだ。

検体を3重に梱包して提出。

翌日には結果が判明する。

検査対象になるのは、

・発症後9日以内

・医師がPCRが必要と判断した人、で

・陰性証明目的や不安だけの人、は対象にならない。

診察代は保険診療の自己負担額があるが、

PCR検査の費用は全額が公費負担となる。

検査が可能になったり、ワクチンができる時期は、

新興感染症は経験上、ピークを越えたころになる。

と思っていたら、今日、よくわからない発熱患者が来た。

解熱しなければ、明日、さっそく第一例目をやるかもね。

発熱といえば、毎日、発熱だらけ。

一番多いのは、圧倒的に誤嚥性肺炎で

その次に胆嚢炎や感染性胃腸炎である。

コロナを疑う人は減ってきている気がする。

しかしまだまだ気は抜けないと緊張が続く。

安倍総理の辞任会見から一気にテレビの空気が変わった。

コロナ報道が消えて、政治の話題だらけになってきたぞ。

安倍さんも驚いているんじゃないかな。

支持率は上がるわ、コロナは減るわで。

明日からテント外来(屋外)に出ていく

回数が増えそうな予感がしている。

ーーーーーーーーーー

2日続けて、午前4時の看取りがあった。

2日続けて、美しい夜明けを見ることに。

昨日は、谷口副院長の最終勤務日であった。

真剣に挨拶したら、泣きそうになったかも。

吉村知事が8月末まで「5人以上の宴会禁止」と言ったので、

谷口先生の送別会も濱中先生の歓迎会もできないまま9月に。

片腕を失い、未知の領域に入った。

正直、かなり落ち込んでいる。

でも今日からまた気を取り直して頑張る。

新しい時代を築こうと、張り切っている。

PS)

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この記事へのコメント

おはようございあます。

必ず変化しますね、同じ様な毎日?(そう言ってられるのは平和)同じではないです。
別れを何度も経験します。この世ともいずれお別れです。

そうそう、喫煙者は頭が(脳)が壊れてるのかしら、枝野さん議員会館事務所で喫煙って!
それも我慢できない様な人に、偉そうにあれこれ言って欲しくない。
野党はなんでも反対!じゃあどうするの?

庶民は毎日あれこれ我慢しているのにね〜

Posted by rico at 2020年09月01日 07:10 | 返信

グループホーム勤務です
重度の認知症の方の介護をしていて、こんな状態でも生きていく意味を毎日嫌でも考えてしまいます
コロナ前では面会に来られるご家族とご本人の笑顔にその意味を見出していました
今はそれも無く、ガラス越しの面会は可能ですがほとんど希望者はありません
(業務としてはご家族の対応が無くなり助かっている面がありますが、、、)
いつまで面会制限は続くのか、散歩に出られるのはいつなのか
PCR検査が介護施設に普及すれば叶うのでしょうか?
そうなれば無症状の陽性者があぶり出されて大混乱になる予感です

Posted by あんこきなこ at 2020年09月01日 09:10 | 返信

ようやく自院で検査が可能になって、良かったですね。
医者が必要だと判断する検査をわざわざ保健所にお伺いたてるというのはどう考えてもおかしいので。

Posted by マッドネス at 2020年09月01日 09:41 | 返信

2日続けての看取り、お疲れさまでした
見取りは永遠の別れで、とても悲しいものです
でも、先生が見取りの言葉を使われると優しさを感じます
美しい夜明けに何を思うのですか
言葉に表せるものですか
いくら、コロナが第5類になっても、元に戻れない方々が多いと感じていますし、長尾先生もやるせない気持ちで一杯だと思います
特に医療関係、福祉関係は全ての人に無くてはならないものなのに、大変な時期を乗り越えなければいけいけない
「同情するなら金くれ」だと思います(特に私はそのもの)
綺麗ごとでは生きていけませんものね
新しい濱中先生はとてもチャーミングな方みたいですね
私、この先生に診てもらいたいな(^^)/
谷口副院長とは本当に夫婦以上に信頼しあえる関係だったのかと、動画やプログで思いました
そして、思いっきり泣けば良かったのに
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨日まで、君はそこにいた
君はいつも微笑んでいた
そんな君しか、僕は知らない
君の涙を僕は知らない
もしかしたら、独りよがり愛に酔いしれていただけなのかもしれない
でも、謝りはしない
そんなことをしたら、僕は壊れてしまう
Forever Love
どこにいようと変わらない思い

Posted by ナオミ at 2020年09月01日 09:52 | 返信

行政検査受け入れ、よかったですね。
増々、政治は地方分権に取り組み強化するべきタイミングになったのだな、と思いました。
行政検査受け入れを希望する医院をもあれば、コロナお断り医院もあると思いますし、地域によって
又、医師の判断によって差があることでしょう。
東京都は、都の費用負担で都民全員のPCR検査を行うと発表しました。人口が多いし、何かと中枢だし、政府から○○の根源とまで言われてしまったし、もっともな決断だと思いました。
"コロナはサッカーの戦い方と似ている" という趣旨の本を出版した教授の話をTVで聞いて、納得。
コロナの二面性や変化する性質を捉えて、サッカーの試合のように、臨機応変な判断・対応が必要だと
いう解説が、スッと胸に落ちました。結局、権力集中構図によって、縦割り的対応では、無駄が生まれたり、場合によっては手遅れが生じたりするということ。地域性や人口、そして地域の経済力にも差があるから、2類・5類、ではなく亜類対応が理想かと。
医師会の横連携で、エビデンスや事例を共有するシステム構築を希望します。

Posted by もも at 2020年09月02日 12:49 | 返信

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