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24種類の多剤投与

2020年12月02日(水)

遠方の大学病院から紹介された患者さん。

3つの科から合計24種類もの投薬がある。

この国の医学教育、完全に狂っています!

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出たー!

久々の20種類越え。


この辺の病院からは、20種類越えは暫く見ない。

しかし、遠方の大学病院からは、24種類がある。


「よく、死にませんでしたな」

「ええ、ほとんど飲んでいませんから」

「それ、各主治医に言っているの?」

「いや。なんの会話もなく自動的に出ますから」

「ではこちらでは5種類に減らしますよ」

「いや、昨日、90日分処方されたので半年間は大丈夫です」

「・・・」


なにが大学病院や!

ただ狂っているだけ。


こんな医療を是正しようという医者が

その大学病院には一人もいないんやな。


一冊のお薬手帳に全部ある、という事は薬剤師も知っている。

しかし知っていても、どの医師に言っていいのか分からない。


医師も薬剤師もみんな「臭いもの」は目を向けず

「自分さえ良ければそれで良し」とする大学病院。


そこは医師を教育する場であるはずだが、

教育する側を教育しないといけないのだ。


90歳を越えた要介護1の認知症患者さんに

こんなことをして平気な日本の医療を憂う。


コロナ禍で生活習慣病通院が途絶えた人が多い、と聞く。

でも意外にそれで元気になった、という人もいるのでは。


なにせ薬漬けだらけの狂ったこの国の医療。

コロナよ、そんな「悪」を一掃しておくれ!(中島みゆき風)


今日も朝から晩まで、第三波で閉じこもっている老人たちに

外出しても大丈夫なことを説いて回ったけど、疲れる日々だ。


コロナで死ぬよりコロナ恐怖症で死ぬ人が10倍多い。

2020年の今起きている現象とは「情報災害」である。


テレビにはそんなことを言う人は出ない。

煽り屋さんたちが嬉しそうに煽る世界だ。


だから、コロナチャンネル視聴、ありがとう! →こちら


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そして今週のライブ配信を予約頂いた方、ありがとう!

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

これまでに出会った大先輩の中には「私ら1割やから、薬代も安いねん」と
あり余る湿布や便秘薬やらを、身内やご近所に得意げにお裾分けする人も。
「残り9割のいくらかは、あなた方のお子さんお孫さんが働いて、高い保険料を
払ってるんですけど」何度心でつぶやいたか。
子供たちに介護で迷惑かけないよう健康維持の為に、何かあれば即お医者さんへ。
待ち合いで情報交換も盛んに、ドクターショッピングしては診察券が束になる。
「病院行きが仕事」と言うお年寄り、薬をいっぱい出す病院。何だかなぁ、です。

長尾先生、明後日は大好きな方々とご一緒に良いひと時を。
その時湧き上がるお気持ちで、歌声を届けていただければと思います。
ライブは生もの、そこで生まれる出来事全てが一期一会の宝物ですから。。。
画面越しに応援してます。細胞レベルで元気アップしますヨ~♪

Posted by taco at 2020年12月02日 06:02 | 返信

先生、お疲れ様です。
さすがです、コロナ第三波で閉じこもっている老人たちに、外出しても大丈夫なことを説いて回ったなんて
町のお医者様ならではです
ここら辺の所が長尾先生の魅力と思うけど
何か、半分怒られるそうかな
62歳の先生を捕まえて失礼極まりないとか・・・
怒られる前に謝っておきます
先生の大変さも解らず、ごめんなさい

大学病院は薬出すのがお仕事の様にも思えます
しかし、24種類の薬とは・・・
真面目に飲んていたら、本当に死んでしまう

以前、コメントに書いた
「どんな素晴らしい治療や薬を与えても、本人が生きようとしない限り無駄になる。逆に言えば、本人が生きようとすることが最高の治療だと」
このことを教えてたくれた方も医療従事者の方です(今は定年を迎えられるています)
狂っているかもしれない医学教育の中でも、「人を診る」ことの大切さに気づかれる方もあると思う
ただ、どうしても人は流されてしまうことも多いと思う、悲しいほどに
先生のような方が一人でも増えてくれることを願いたいし、その為にも先生の足跡を一杯残してください

「所さん!大変ですよ」で12月17日の特番の件は、知り合いにも紹介しています
時間がなかなか取れない友達は録画するみたいです
私は仕事が休みの日にNHKオンデマンドで見るつもりです

 

Posted by ナオミ at 2020年12月02日 09:07 | 返信

いつも読むのを大変楽しみにしています。
長尾先生、本当にありがとうございます。

先日、長尾先生の筒美京平追悼ライブをみずほ銀行から申し込みましたが、振り込み人氏名に書いたメールアドレスに確認メールが届いていません。
振り込み人氏名にかいたものは、↓

yoshikosato@dream.ocn.ne.jp

です。アットマークが入らなかったので(A)としています。
大変申し訳ありませんが、振り込み金ご確認後、ライブURLをいただけますてしょうか。
よろしくお願い致します。

今回、ゆうちょ銀行からも振り込みをしようとしたのですが、口座の真ん中の記号が違うのか何度やってもエラーが出てしまい、諦めてみずほ銀行から振り込みました。
おそらく、他の方々も振り込み自体難しいと感じていらっしゃると思います。

大変お手数をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願い致します。
佐藤淑子

Posted by 佐藤淑子 at 2020年12月03日 07:24 | 返信

例えば糖尿病で2種類、高血圧で2種類、心筋梗塞に対して抗凝固剤と高コレステロールの薬、追加で骨粗鬆症の薬、睡眠薬、それに認知症の薬とか入れるとすぐに10種類オーバーになります。睡眠薬までの8種類で私のところに紹介されたら認知症の薬はまず出しませんが、平気で出すところ多そうですね。もちろん精神科の薬を使わないと施設で生活できない方は例外です。

医者っておおむね頭が硬いですよね。「高齢者の薬は5種類以下にしないといけない」と散々言われているのに自分のところだけは例外だと思っているんでしょうか。それで風邪薬は別腹、と言って普通に処方されるとか、ここまでくると頭がおかしいとしか思えません。ご存じの方も多いと思いますが風邪は風邪薬では治りません。

本当に5種類以下で行けている方は半分かそれ以下でしょうけど、できる限りそれに近い薬剤数にとどめたいと思いやっています。循環器内科からきつくコレステロールを下げろと言われない限りコレステロールの薬は出しません。糖尿病もコントロールが悪くなるのを覚悟して原則1種類かゼロにします。血圧の薬も原則1種類。骨粗鬆症の薬はできれば出したくないのですが、骨折が起これば中止した私のせいにされるので仕方なく継続しています。

あと睡眠薬でせん妄やふらつきを起こしたくないということで、ベンゾジアゼピン系を避けてロゼレム、ベルソムラ、レスリンの3種併用をする場合があるようですね。大丈夫でしょうか。そもそも効いていないし。

Posted by 広島の赤牛 at 2020年12月03日 08:27 | 返信

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