感染拡大→病床逼迫→医療崩壊→厳しい制限、

という流れに疑問を持たない政治家はアホだ。

感染拡大と病床逼迫の間にあるものに注目

しないといけないのに政治家は言わない。

なんで、即診断、即治療ができないのか

３月からずっと思いながら９か月が経過した。

僕は、３月から、コロナ肺炎を5分で発見してステロイドを

デキサメサゾンを注射して待機中もオンライン診療してきた。

長尾クリニックのモットーは、26年前からずっと

「即診断、即治療」であり、HPにも掲げてきた。

たのえばインフルエンザを考えてみよう。

診断から治療までたった30分で完結する。

しかしコロナは開業医は治療ができない（してはダメ）し、

PCR検査が判明するまでの3～4日間、保健所は放置である。

この差はなにか？

開業医に治療の裁量権を与えていないから。

唾液を取るだけの能無し機械のような扱い。

陽性者＝難問＝専門家と保健所だけOK、という構図で

開業医にはコロナは触らせないというセクショナリズム。

重症化するまで待っていたら、病床逼迫は当然の帰結だ。

そうではなく、早期診断し重症化を予知することが大切。

今のコロナ対策は、消化器に喩えたら、直腸～肛門だけしかない。

口（PCR検査）、食道や胃（デキサやフサン）、小腸大腸が無い。

後者は僕もできるのに、やらしてもらえない。

医者をやっていてこんなに悔しいことは無い。

なにが原因？

極めて単純。

感染症法2類をやめて5類に落とせばいいだけ。

３月からずっと言っている。

地域包括ケアで対応すべき、とずっと言ってきた。

3月21日号『新型コロナウイルス感染症対策は地域包括ケアのフェーズに』→こちら

4月18日号『コロナ肺炎の早期発見で死亡者を減らせる』→こちら

5月16日号『COVID-19に対する医療機関の機能分化を』→こちら

6月20日号『COVID-19による介護崩壊を防ごう』 →こちら

なぜ地域包括ケアなのか？

それはコロナが高齢者問題、介護施設の問題だから。

もし介護施設入所者がPCR陽性になったら？

その答えは・・・、「分からない」である。

なんでこんな本質的な命題に目をつぶり、重症化した後

の話しかしないのか、まったくもって意味が分からない。

がん医療に喩えるならステージ4患者だけを見て騒いでる政治家。

そこに至るまでのステージ１、２、３でやるべき事があるのにね。

がん検診で早期発見できれば、命が助かる。

どうしてそのような発想ができないのかな。

がん検診に相当するのが「街角無料PCR検査」である。

無料が無理なら３０００円程度で検査ができる体制に

即診断、即治療していれば重症化してECMOを装着する人は

確実に減らせるのに、何故ないのか僕には意味が分からない。

同じことを9ケ月言い続けてきて、何度も言論誌等に書いて

厚労省のエライ人たちにもレクチャーしたけど時間の無駄。

あーあ。

もうあきらめて、歌でも歌ってよ。

なるようにしかならない。

力づく、はもうやめよう。

62歳の心の声を筒美京平さんのメロデイに載せて

（なかなか載らないだろうけど）、お届けしたい。

今日22時半まで働いた。

ドカ食いで太りそうな。

PS)

コロナチャンネル　#226

コロナの死者が2000人超！

では毎年のインフルエンザの死者は？　→こちら

あー、ホンマ、もう12月。

クリスマスか・・・