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光がさしてきたような
2021年05月08日(土)
たまには、嬉しい報告をさせて頂きます。
今週から自宅療養者が徐々に入院できる。
僕達は入院までの数日間を守るのが仕事。
緊急事態宣言が延長、というニュースが流れている。
でも、なんとなく、光がさしてきたような気がする。
どうしてか。
どんどん入院できるようになってきたから。
要は受け入れ病院が徐々に広がってきて、
コモンな疾患になりつつある気配を感じる。
直近の例を何例かご紹介。
1)60代と70代、SPO2=60%台の重症呼吸不全の2例
両者ともPCR&抗原とも陰性。コロナ疑診例。
酸素とステロイドパルスをやって数日目に入院できた!
今も生きている。良かった。
2)90代の重症の2例
介護施設で数日間、酸素とステロイドとイベルメクチン治療。
ついに看取りの説明までしたが、入院の順番が回ってきた。
2例ともかなり遠方だけど入院できて、一人は退院できた。
3)80代の中等症Ⅱ
この方も酸素とステロイドとイベルで治療してきたが、
本日、割と早く、それも割と近い病院に入院できた!
4)50代の中等症Ⅱ
一時期悪かったが、酸素とイベルとステロイドで改善したが、
7日目から呼吸状態が悪化し、保健所にFAXしたら入院できた。
5)50代の中等度Ⅱ
昨日PCR陽性で、往診するとSPO2=88%
酸素とイベルで様子を診ていたが、本日入院できた。
感染判明から2日目の入院は久々で、一気に光が見えた。
400mリレーに喩えると第一走者(診断)と第二走者(自宅療養中の治療)であり、
できるだけ早く第三走者にバトンを渡すのが仕事で、バトンを持ち過ぎたらいけない。
コロナが治っても半数に後遺症が残ったり寝たきりになるので相談に乗ることに。
つまり第四走者として再びバトンを受け取ることになるかもしれないのが面白い。
今日一日だけでも、実にいろんな物語があった。
でも「大阪コロナ物語」は山場を越えた気がする。
ーーーーーーーーーーーーー
「目詰まり」という言葉が頭の中を駆け巡っていたけど、
この2~3日は、徐々に渋滞が動き始めたような気がする。
兵庫県民→大阪の病院も初めて聞いた。
療養病床も受け入れている
自衛隊病院も受け入れるし
市民病院や公立病院、などが続々と、臨機応変に門戸を開き始めた。
本日判明したハイリスク者も「絶対に助けたいので」
ガンガン交渉しているが、入院できそうな予感がする。
正直、真っ暗な空から徐々に光が差し込んできたような気がする。
もしかしたら、この1ケ月に10数回、メデイアで訴えてきたからか。
「長尾に言われるなら門戸を開けよう」と決断してくれたなら嬉しい。
僕のような人間は医師会や医療界にとって、もっとも目障りな存在である。
テレビで「開業医よ、立ち上がろう」なんて、医師会から見たら処分もの。
しかし、誰かが思い切ったことを言わないと、何も変わらない。
空気を変えるためには、時には何かを犠牲にしないといけない。
陽性者を見捨てた(?)かりつけ医から「取った」と。
コロナを囲い込んでいる、と。
医師会を通していない、と。
勝手に診ている、と。・・・
同業者から実に様々な悪口を言われるが、まったく気にしない。
請われるまま一生懸命に患者を診れば叩かれるのがムラ社会だ。
イベルメクチンに関しても何も知らない医師が多すぎる。
国が使用を認めて、保険請求できることを知らない医師。
イベルメクチン動画(国会議論もあり)
前編 →こちら
後編 →こちら
ハッキリ言って、医者が一番、この薬を知らないのではないか。
そんな医師が「イベルメクチン信者だ」と攻撃するので面白い。
王様もアホなら侍医もアホ。
同じアホなら、
同じアホなら、
同じアホなら・・・
うーん、こっから先の言葉が出てこない。
困った。チグハグですみません。
PS)
コロナチャンネル #363
僕ら開業医は、入院調整もできない状態です! →こちら
今日は数件のコロナ往診と数件のオンライン診療。
奈良から来てくれたキャンナス三人娘に癒された。
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この記事へのコメント
TBS報道特集によると、コロナ患者が入院出来る一方で再手術が必要な脳腫瘍の患者の手術が後回しされている様です。
この問題の解決が必要である。
Posted by 匿名 at 2021年05月08日 05:25 | 返信
久々に嬉しそうな先生。こっちまで嬉しくなります。それにしても、忙しさは変わらないのに患者さんの命を救える事を心から喜ぶ先生は本当に素敵。コロナ渦という言葉が流行っても素敵な人に巡り会えるから生きてるって素晴らしい。先生毎日ありがとう\(^o^)/
Posted by 匿名 at 2021年05月08日 05:41 | 返信
今回ばかりはTV、ラジオなどで数多く取り上げられたのが奏功したのではないでしょうか?
コロナチャンネルで語られた、タクシーで病院行ったら入院できた事件がいちばんインパクトがあったのではないでしょうか?
行政も保健所も病院も世間の目、世論、空気(その多くを形成するTV報道)がやはりもっとも怖いのだと思います。
町医者の役割は入院必要な患者を病院へつなぐ仕事で、入院できずやむをえずそのまま診療というのは本意ではないはず。
この医療崩壊で孤軍奮闘する先生の事を叩く人、多くは同業者(医者)でしょうが、一体何様?どういうつもりなのか?
自分ができないにしても応援するのが筋なのに、この災害医療下で同業者が足を引っ張るなどありえないです。人間失格です。
病院へ入院できるようになったのは進歩ですが、病院スタッフ、特に看護師さんへの過剰な長期的負荷が心配されます。
コロナ対応の病院看護師さんが精神的・身体的に疲弊し、追い詰められて病気、離職などが問題になっています。
ICUを診れるレベルの看護師さんはそう多くないはず。全国ネットで交代制で期間援助できるシステムにしてほしいですね。
Posted by マッドネス at 2021年05月08日 05:47 | 返信
「奈良から来てくれたキャンナス三人娘」に癒されて良かったです
もう、同業者の足の引っ張り合いは、何処の世界も一緒なのかな?
「クレーム出すのは同業者」
言いたくないけど相場はそんなもんという、自覚はあります
でも、長尾先生のいる世界は医療で人が相手
一つ間違えば人が死んでしまうのにね
「人の命は何よりも尊い」
それが、医師が大切にしている理念だと、私は信じたいです
人はいつの間にか道を見失ってしまう時が多いと思います
でも、気が付いたら戻ってほしい
悲しいのは「道を見失った事」に気が付かない事
直ぐには戻れないかもしれませんけど、戻りたいう気持ちだけは持ち続けて欲しい
長尾先生て頭が良い上に、研究が大好きだなんて(#^^#)
もう、私と違いお勉強が大好きだなんて
私、友達に言われた事があります
「長尾先生の事を尊敬出来るから、好きなんでしょ」
友達には思わず
「当たり 尊敬出来るから、大好きです」
いずれ、コロナに関してのご本を書かれると思います
楽しに待っています
このままで終わってしまったら、陽性者を見捨てたかかりつけ医の「悪口」に腹が立つから
自分を守り事が悪いのでなく、命がけで陽性者を診てきた先生の足を引っ張る事が嫌だから
Posted by ナオミ at 2021年05月08日 06:19 | 返信
先生のホットとした様子の嬉しい報告に朝から万歳です。専門的な事はよく解らない私ですが、ストーンとお腹に落ちました。正義は勝つ。
やったー!ですね先生、おめでとうございます。
沢山メディアで訴えてきた証ですね、地道にコロナ患者さんを診てくれてた、長尾先生に金メダルです。
威厳のないお王様と何も知らない侍医・・踊らしときましょか、その様子を私達は見物しましょう。
長尾先生の事を悪く言ったドクターさん、長尾先生のブログを読むゆとりが出来たら是非この一年の記事を読んでくださいね。
少しづつでもいい光の差す所に向かって行きたい、長尾先生から毎日少しづつでもいい良い報告を聴かせてもらえたら私達も頑張ろうと思える。
Posted by 長尾先生大好き。 at 2021年05月08日 09:16 | 返信
長尾先生!本当にありがとうございます。先生のおかげで本当の町の現場の状況を知ることができます。感謝しかありません。。。イベルメクチンも昨年夏頃リーマンさんのブログで知ってから、ずーっとあの薬はどうなっているんだろうと思っていました。これからも先生のブログとYouTubeの追っかけします!
Posted by 匿名 at 2021年05月08日 10:07 | 返信
動画見ました。コロナとは判定されず原因不明の間質性肺炎、これはコロナの致死率の判定は過大評価や過小評価されますよね?
現時点での公表されている死者数より、実際はどうなんでしょうか?
Posted by GACKT琴音 at 2021年05月08日 12:12 | 返信
その続きは、、、
情報収集能力と自己判断能力を駆使しつつ、
「にっこり笑ってあるかな(おどらな)ソンソン♪」
Posted by 一読者 at 2021年05月08日 12:18 | 返信
人の評価より自分の信念。本当に大切な言葉だけ掬い取り、聞く必要のないことは流せばよいです。
「取った」という言葉。数年前、義母の転院調整の際、ソーシャルワーカーさんが
「〇〇病院が取って下さるそうです」って言った時「物扱いされてるみたい」と違和感がありました。
「取る」って病院では普通の表現なんですね。でもそのかかりつけ医の「取った」は「奪った」かな?
そうじゃなくて「貴方の代わりに助けた」んですよね。
長尾先生のように顔と名前を出しておられる方は、どうしても矢面に立って色々言われてしまう。
王様もエライ家来の方々、各地の領主様、それから人の衆目を集める民も。
五輪の可不可、選手にはどうしようもないのに、色々言われてしまう。辛いだろうな。
意見は然るべき所へ言えばいいのに、とネットニュースにイラつく自分の心の不健康を自覚。
去年も今年も、親の命日に越境して墓参りに行けない状況に悶々としていましたが、
先生の嬉しいニュースで気持ちが解れました。
Posted by taco at 2021年05月08日 01:30 | 返信
はじめまして、私は運輸関係ですが只今怪我のため自宅療養の身です。先生のブログやYouTube見て感動をしました。先生の映画は私の県内では上映終了してしまいましたが、2時間程列車で移動した隣県にて月曜から上映とのことで見て鑑賞に行きたいと考えております。
先日、私の県内で最大勢力を誇る調剤薬局のグループがありまして薬剤師さん数人と仲良くなりましてイベルメクチンについて質問してみました。私のかかりつけ薬剤師さんはまだ30歳程なので知らなくてパソコンで調べてまして説明していただき、別店舗のお偉いさんは通常の用途についてご存知でしたのでそこから話が盛り上がりました。医療人でない私でも医療人の方と色々情報交換できて意義があったと感じました。先生がまた薬品の話された時に品名などの単語見つけましたらどんどん薬剤師さんに質問してみます。
Posted by 自主規制 at 2021年05月08日 10:27 | 返信
イベルメクチンの動画、とても解かりやすく楽しく見させていただきました。Dr梅村、期待してます。施設と在宅で標準的な使用ができるようにご尽力、よろしくお願い申し上げます。何度も繰り返しますがイベルメクチンは出荷制限かかっていて入手困難な状況が続いています。冷凍庫にはオムライスがあるのに、冷凍庫を取り仕切っている会社がコックに渡してくれないので、自らオムライスを作れないコックは、一刻も早くオムライスを食べさせてあげたい人にすぐさま提供することができません。冷凍庫の会社と取引のある一部のコックさんには渡してくれているみたいで、長尾先生はお使いできていて困っていらっしゃらないようですね。長尾先生の在宅診療でのコロナ患者さんは、誰もお亡くなりになっていないという実績から、イベルメクチンの効果はかなり期待できるといえるのではないでしょうか。論より証拠。長尾先生から学ぶことはいざという時の武器になるので、これからも色々教えていただきたいです。いつも感謝しています。
Posted by 遠い声 at 2021年05月08日 11:03 | 返信
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