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ありがとう、小澤征爾さん
2024年03月02日(土)
小澤征爾さんは一度だけ尼崎に指揮に来られた。
僕はその時、安藤忠雄さんの後ろの席で聴いた。
素晴らしい人生の軌跡を描かれた人、だったね。
夕刊フジに小澤征爾さんのことを書いた。
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指揮者・小澤征爾さん
〝二度目の人生〟も完全燃焼...
「休む」ことはあっても「やめる」ことはなかった偉大な音楽家
夕刊フジ 長尾和宏 →こちら
「がんは人生を二度生きられる」
これは、僕が2016年に出版した本のタイトルです。 がんと診断され落ち込んでいる人に、この言葉を送っています。
「がんになったら人生は終わり? とんでもない。がんになっても、6割の人は10年後も生きています。ここから新たな人生の幕が開くのです。がん患者になったからといって、がんで死ぬわけではないからね」と付け加えます。 この偉大な音楽家も人生を二度生きた人、なのかもしれません。
世界のオザワとして知られた、指揮者の小澤征爾さんが2月6日、都内の自宅で亡くなりました。享年88。死因は心不全との発表です。 小澤さん2005年に白内障の手術を、そして2010年には食道がんと診断され、食道全摘手術を受けました。74歳のときでした。
がんの手術が成功したとて、全摘手術となれば高齢になるほどダメージは大きい。オーケストラの指揮者には相当な体力が必要で、一度の公演で2~3キロも体重が落ちてしまうという話を聞いたこともあります。だからもう、小澤さんは術後に表舞台に立つことはないかおしれない......当時、そんな不安が過りました。
しかし、多くのクラシックファンの願いに応え、小澤さんは7カ月の闘病を経て、再びタクトを振りました。復帰記者会見で小澤さんは、「気管を切り開いたので話しづらい。食道をとって胃を持ち上げた結果、15キロ痩せた。まだ少量を1日に4、5回に分けて食べる状態」と本調子でないことを明らかにしながらも、「(今日が)第二の人生の1日目。これから変われるとしたら、より深く変わりたい」とその喜びを語っていました。
この記者会見は、多くのがんサバイバーを勇気づけました。人生を二度生きるためには、具体的な目標を持った方がいいと小澤さんが指し示してくれたのです。 小澤さんはその翌年には、腰痛が悪化して手術。そして2018年には大動脈弁狭窄症を発症して手術を受けています。
これは、食道がん手術の後遺症として起こる場合が多々あります。どんなに生活に気を付けていても、避けられない合併症もあります。
それでも小澤さんは、指揮者を「休む」ことはあっても「やめる」ことはなかったのです。
小澤さんの訃報を受けて、テレビでは過去の演奏を特集して流していました。病を得てお痩せになられた後でも、そのオーラは変わらず、むしろ迫力は増していました。
クラシックに疎い僕であっても、つい最後まで聴いてしまうほどの素晴らしいパフォーマンス。 人間の魅力とは若さでも体力でもなく、蓄積された経験と、ほとばしる情熱。
二度目の人生も完全燃焼で終えられたことでしょう。
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ヤフーニュースに載ると何を書いても
叩かれる僕だけど、これはどうかな。
素晴らしい人生だと思うけどねえ。
僕が千回生まれ変わっても辿れない壮絶な人生、だと思う。
市井のがん患者さんでも、がん闘病後に
がんの前よりも輝く人が時々おられる。
怖がりの僕には到底できないこと。
尼崎で小澤征爾さんを生で観たのはもう15年くらい前かな。
なんか分からないけど、凄かったことだけ覚えている。
世界から称賛された小澤さん。
ありがとうございました!
・
PS)
2ケ月経ったけど、能登はあまり変わらないようだね。
この国はもうガバナンスを完全に失っている。
裏金問題には、もうウンザリ。
というか怒りしか感じないね。
これからこのマグマは益々溜まって
後半から大変な状況になるのだろう。
日本人はトコトン堕ちないと這い上がれない民族だから。
でも、這い上がれたらいいんだけどね。
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この記事へのコメント
小澤征爾さんの指揮ぶり、テレビ画面でしか観たことありません。素人目にもド迫力が伝わり、なんといっても演奏者全体が一塊のように揺れ動いていて圧倒されました。お父さんが「五族協和」に騙されて「満州国」に渡り、満州軍人の名をとって征爾と命名されたという因縁。戦後中国の音楽界にも大きな足跡、影響を残したと聞きました。88歳まで現役を貫かれたのですね。がん闘病のことは知りませんでした。融通無碍、あんな自在なパフォーマンスを生涯よくも続けられたものです。まさに生きてきたように死ぬ!
だらだらと生きてきました。戦前の旧制中学から続いていた夜間が廃校となり同窓会も超高齢化で近日解散。友人ほぼ去りゆき、わが人生もいずれ店じまい。うらをみせおもてをみせてちるもみじ!
Posted by 匿名でごめん at 2024年03月02日 01:02 | 返信
今晩は。
去年、30年ぶりに来日したジョン・ウィリアムズ氏(91)が、舞台袖の車椅子の小澤氏(88)を「セイジ」と呼び、舞台に招いた場面が、印象に残っています。
亡くなったのが、ウィリアムズ氏の誕生日の2日前だったのですね。
安藤忠雄氏は、小澤氏とは、35年にわたる交友。
小澤氏の「ボクの音楽武者修行」を繰り返し読んで元気を貰っていると安藤氏。
安藤氏は、1990年代に尼崎市のアルカイックホールで小澤氏の公演にいつも行っていたそう。
「チャーミングで自由で勇気が有って、とてもユーモアが有る。小澤さんの様な魅力の有る人はそうはいません」と評しています。
安藤氏と小澤氏は、似ていると思います。
安藤氏が、海外に行った時、小澤氏の公演と重なっていると、一緒に食事をしていたそうでとても仲が良かった様子が伺えます。
2人とも日本人に有りがちなクローズドピープルではなく、オープンマインドなんだと思います。
私は日本人ですが、今の日本人は、苦手です。
日本人は、ダボスの命令で動く(税金を元手に私腹を肥やす事しか考えない)政府の言う事を鵜呑みにする傾向が有ります。
自分の頭で考える事が無理で、頑張ってる人の足を引っ張ったり、悪口を言ったり、虐めをするのが、趣味だからです。
残念な事に、小澤氏や安藤氏の様な大らかで頼もしい日本人は、絶滅危惧種になってしまいました。
とことん堕ちたら這いあがろうとせず、怒りも持たず安楽死を求めるのが、今の日本人だと思います。
鮃、鰈、風見鶏、蛞蝓のいずれかの印象しか受けません。
Posted by 三毛猫 at 2024年03月02日 02:51 | 返信
小沢征爾氏が、たぐいまれなる才能をお持ちで、世界的な指揮者であることは、何となく分かります。
でも私は小学校時代に、一番初めに小沢征爾氏のお名前を伺がったのは、前夫人の江戸京子さんが、NYタイムズに載せた記事だったのです。「小沢と私は二人とも、NYの音楽会で認められました。ご夫婦のどちらが上とは言えませんけれどだって!」という喜びでいっぱいの記事でした。
そのあと、あっという間に離婚なさって、小澤征爾氏は入江ベラ美紀というものすごい美人と再婚なさいました。事情は分かりませんけれど、子供心に恋愛とか結婚って難しいのだなあと感じました。
Posted by にゃんにゃん at 2024年03月02日 09:15 | 返信
小澤さんは存じませんが、闘病されていた音楽家の方なのですね。お疲れさまでしたと、重病でも活き活きと奥深い人生送れるを教えていただける方だと思います。
癌ではなく心臓の病で倒れられたのかと思います。
>人間の魅力とは若さでも体力でもなく、蓄積された経験と、ほとばしる情熱。二度目の人生も完全燃焼で終えられたことでしょう<
この言葉に集約されるなと思います。ご冥福をお祈りいたします。
安藤さんは有名で名前だけは知ってます。水の教会建てた方ですね。店や展示会はいったことあり、ただ、少しだけ建築に詳しい方々からは、デザイン力は凄いけれど作る無名の工務店さんが一番凄い、作れない者が多いと、業界ではちょっとワンマンすぎての話は聞いたことあります。インドなどで死生観に触れて、修行というか苦行を肯定?という面も聞きました。万博のメンバーにも関わってたのではないかと思います。
朝から、国会の大揉めの話題ですが、もう「政治の問題ではない」と感じるのです。
政治もお金かかるから、どうしても国際関係も考えて傀儡的にならざるをえなく、そちらを動かしてるところにいつまでも目を向けず、茶番のような報道で何十年もは白けるなと思います。リーマンショック後から投資家の力が異様に強く、日本では絶対に「物言う株主」という扱いで、日本企業や国内の問題にされる。世間では散々ハゲタカとグローバルという言葉は通じてるのに、グローバルなのに海外の問題点や資本主義なのに、ハゲタカの問題点は「物言う株主、ステータスホルダ」で片付けて政治より強い経済会の問題点は何もあがらない。日本企業が悪い、システムが悪い、与党が悪いで終わり勝ちです。
ブラックロック
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF
この下のESG活動
この辺なんてもろ影響かんじて、だいたい投資家やお金持ちが何故、そこまで言える権限もつのだろう。お金持ってたり、権力者は法律は庶民層だけに働いて、お金持ちなら裁かれることも逮捕されることも検証されることもなく、ただの「固有名詞」や解説よむだけでも陰謀「論」ってされるのだろうか。ただ肯定も批判もなく、こういったファンドが事実、存在はしてるのでしょうとは思うのです。あとは影響力を問題視するかしないか本質的な議論をするか胸に秘めるかだけの問題ですよねと思います。
Posted by 匿名 at 2024年03月02日 11:30 | 返信
長尾先生
地震から2か月なのに 遅すぎますよね。
何も復旧してないのに
自主避難 食料支援を 打ち切りの話とか。
石川県知事は 自民党よりで
大阪万博に1,000万円あげちゃうん
ですよね。びっくり。
石川県の人は 自民党支持が多いようで
どう思ってるんですかね。
3.11 東日本大震災の時も 道路が隆起
していたけれど あっという間に直して
いたので 民主党で良かったのに。
菅直人さん 良かったのに。
あの時の 放射能基準値は厳しかった。
自民党になったら しれっと変えられ
ゆるゆるの 基準値になり
自民党の言う 基準値をこえてないは
昔なら 食べられなかった数値
裏金を 災害に使えばいいのに
自民党は ボランティアに頼りすぎ。
国が やらなければならないことを
ボランティアに頼んで お金は出さないし
ボランティアがケガしたら自己責任。
支援するとか やるべきだと思います。
ちなみに 山本太郎さんが カレー食べたと
批判されてましたが お仲間の
道路復旧のプロ(ボランティア)と同行した
という情報もありました。
振る舞われたら 食べてもいいんじゃないかと。
どうせ停電だと 冷蔵庫の中のものは
すぐ腐るので 早く食べないと。
私は 長尾先生が大好き ですし
心優しい カノンさんの コメントが好き。
にゃんにゃんさんが食事のお世話をしている
猫さんたちの様子を 想像しながら読むのが好き。
実生活でも 愛犬の散歩がてら
たくさんの猫のお世話をしている女性の方に
新しい味の 猫のおやつを 持って行きます。
三毛猫さんの情報にも一生懸命ついて行こうと
必死です。最近 お見かけしませんが
じぃじさんの コメントも 好き。
たまに登場した 家康さんが
長尾先生を 誹謗中傷から 守ってくれたことを
私は 感謝しています。
実際の 人間関係も 好きだけど
長尾先生のことを 好きな皆さんも 好きです。
太陽の光を浴びて 元気になってください。
.
Posted by 長尾先生が大好き at 2024年03月02日 02:00 | 返信
小澤征爾さんは存じませんでしたが、JAXA協力の、宇宙にオーケストラの音を届ける企画の動画見てみました。情熱と迫力でした。その当時の方ならドイツのカラヤンさんのヴェートーベン。ベートーヴェン 交響曲第9番《合唱》 第4楽章 カラヤン指揮/ベルリン・フィルの動画見たとき鬼気迫る指揮の迫力に鳥肌たちました。被災地に向けたヴェートヴェンの日本のオーケストラも聞き、そちらも魅力的で、比べるものではないとはいえ、小澤さんもカラヤンさんも過ごしてきた時代のせいか鬼気迫るような独特な迫力感じました。
Posted by 心の中の応援者 at 2024年03月02日 06:07 | 返信
こんばんは。
■第57条の2 予算につき議院の会議で修正の動議を
議題とするには、衆議院においては議員50人以上、
参議院においては議員20人以上の賛成を要する。
だそうです。
Posted by たまねこ53号 at 2024年03月02日 09:37 | 返信
追記
参議院の会派閥別人数です。ご参考まで。
議員数 比例 選挙区 合計 比例 選挙区 合計
自由民主党 117(24) 19(5) 35(6) 54(11) 18(5) 45(8) 63(13)
立憲民主・社民 40(20) 8(3) 14(7) 22(10) 8(5) 10(5) 18(10)
公明党 27(4) 7(1) 7(1) 14(2) 6(0) 7(2) 13(2)
日本維新の会 20(4) 4(0) 4(1) 8(1) 8(2) 4(1) 12(3)
国民民主・新緑風会 13(4) 3(1) 4(1) 7(2) 3(0) 3(2) 6(2)
日本共産党 11(5) 4(1) 3(2) 7(3) 3(2) 1(0) 4(2)
れいわ新選組 5(1) 2(1) 0(0) 2(1) 2(0) 1(0) 3(0)
沖縄の風 2(0) 0(0) 1(0) 1(0) 0(0) 1(0) 1(0)
NHKから国民を 2(0) 1(0) 0(0) 1(0) 1(0) 0(0) 1(0)
各派に属しない議員 9(4) 2(0) 4(2) 6(2) 1(0) 2(2) 3(2)
合計 246(66)
注:(女性議員数)
Posted by たまねこ53号 at 2024年03月02日 09:51 | 返信
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