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肺炎?老衰?
2024年05月04日(土)
死亡診断書を書くときに、迷うことがある。
肺炎と書くべきか、いや老衰と書くべきか。
作家の宗田理さんの事を夕刊フジに書いた。
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作家・宗田理さん
少年時代は学徒勤労動員として働き...
特攻隊の訓練も受けた 戦争体験者の後世への想い
夕刊フジ 長尾和宏 →こちら
「Seven days war闘うよ...」。
TM NETWORKの名フレーズが今、頭の中でリフレインしています。宮沢りえさんの女優デビュー作としても知られる映画『僕らの七日間戦争』の主題歌でした。
・・
1985年からスタートしたその原作小説、通称「ぼくら」シリーズは45巻に亘りなんと累計二千万部超。学園小説と謳いながら全共闘や新興宗教、環境問題や医療問題もテーマに取り入れた重厚な内容でした。
常にその時々の社会問題に一石を投じた作品をドラマチックに描き続けた作家の宗田理さんが4月8日に名古屋市内の病院で死去。享年95。死因は、肺炎との発表です。
今回は、肺炎という死因について、考えてみましょう。
2021年の総務省の調査によれば、肺炎による死亡率は65歳を超えると急激に上昇することがわかっています。肺炎による死亡は65歳以上が98パーセントを占めています。
年代別にみると、65~79歳では死因1位は悪性新生物(がん)、2位は心疾患、3位は脳血管疾患、4位が肺炎です。80~89歳では、3位と4位が入れ替わります。90~94歳になると、心疾患が1位、悪性新生物が2位、肺炎が3位に。
95歳以上になると、1位に老衰が急上昇、2位が心疾患、3位が肺炎となっています。 この統計を見て感じるのは、高齢になればなるほど「肺炎と老衰のあいだ」がある、ということ。 80代を過ぎると、肺炎になっても発熱や咳などの症状が出にくくなります。無自覚なまま進行した結果、あっという間に、すっと亡くなる場合もある。
こうした限りなく老衰に近い肺炎のお看取りの場合、僕は「死因は肺炎にしましょうか? それとも老衰と書きますか?」とご家族に訊ねます。多くのご家族が、「では、老衰でお願いします」と答える時代です。
宗田さんの死も、限りなく老衰に近い肺炎だとお見受けしました。宗田さんは1928(昭和3)年生まれ。少年時代は、戦争一色。学徒勤労動員として働き、特攻隊の訓練も受けて、常に死を意識して生きていたといいます。
宗田さんが亡くなる10日前に取材を受けたという〈NEWSポストセブン〉のインタビューでは、こんなふうに語っておられます。
〈世界大戦が終わって80年近く経った現代でも大人たちは相変わらず戦争をやめない。嘆き呆れ、争いなどやめて助け合うことが大切。やさしい人になってほしいと願い、戦争を経験した大人として、後世に伝えていかなければならない〉
戦争体験者がこの世からいなくなった時、再び戦争が始まると言う人がいます。そうならぬよう宗田さんの想いを共有しましょう。
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昨日は憲法記念日でしたが、
憲法違反の連続で驚きでした。
ある方のスペースにゲストとして
入りたくても何度やっても落ちる。
Xは、ツイートもスペースももうできない。
だから先ほどのスペースが、最後になるかも。
6月1日予定の「SNS規制法」を待たずに
日々、言論統制の嵐は酷くなる一方です。
残念です・・
その理由はただひとつ。
「イベル」です。
PS)
僕に残された発信の場は、このブログのほかに
1)長尾チャンネル
2)まぐまぐのメルマガ
しか無くなってしまいました。
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この記事へのコメント
こんにちは。
私は、今、古事記の記述とシュメール神話の整合性の
取り方について検討中です。外遊はしていません。
天之常立神は、原初の海の神ナンムがよいのか、国之
常立神と合わせて天地の山アンとキがよいのかと。
シュメールの神にエンキがいて、大洪水などから人類を
救ったとされています。
〔エンキ、wikipediaより〕
それに対しエンキは、エンリルが罪のないアトラハシスを
罰するのは公平ではないと神々に弁明し、もしも人類が出生
を適度に抑え、自然界のおきてを守るなら、神々も人類を
滅ぼさないとの約束をとりつけた。
ただし、もし人類がこの契約を尊重しないならば、神々が
再び大破壊を引き起こすことは自由であると、念押しがされた。
〔/エンキ〕
いまの人類、“自然界のおきて”を守っていないだろうなぁ。
戦争が終わらない、イベルを邪険にするのは、なぜでしょうね。
では。
Posted by たまねこ53号 at 2024年05月04日 07:57 | 返信
ブログ、いつも拝見しています。
スペースも毎回拝聴しています。
「政治とワクチン」「コロナと認知症」のご著書も買って読みました。
長尾先生の発信が続きますように🙏
Posted by 山田花子 at 2024年05月04日 10:33 | 返信
パブリックコメントをe-GOVのwebサイトからの書き込みをする場合、意見募集要領の全部を確認しましたのチェックから先へなかなか進めませんでした。
資料も膨大で全てを開くだけで時間がかかります。
また普通に検索しても新型インフルエンザ等対策政府行動計画やwebサイトや例文に辿り着けませんでした。
通常は4週間の意見募集期間があるのに、この件に関しては2週間しかもGW中に締め切り。
わざとハードルを高くしているとしか思えません。
締切が迫っています。
匿名でなるべく安全に意見を送信する方法を知ることができれば、もっと多くの人が意見を書けると思います。
Posted by 匿名 at 2024年05月04日 10:36 | 返信
彼らは何処までもこの極悪非道犯罪を正史として次世代に残すつもりですね。でなければ彼らは犯罪者として後世に名を残す事になりますので。
Posted by 匿名 at 2024年05月04日 10:46 | 返信
長尾先生
長尾先生に 何かあった時は
私は 行動を 起こします。
長尾先生を守りたいです。
ニコニコ動画の「長尾チャンネル」
ゲスト「掛谷 秀紀さん」の回が
すごく感動して(天才)
昨日は 時間をかけて
丁寧に 聞き直しました。
理解できるまで 何度も 戻って 聞きました。
掛谷さん 天才 でしたね。
長尾先生が 分かりやすく
解説を入れてくれたのも良かったです。
そして 私も 同じ時期(2020年)に
掛谷さんと 同じことを 感じていて
私は ひとりぼっちじゃなかったんだと
とても うれしかったです。
2020年に掛谷さんを知っていたら
あそこまで孤独ではなかったかも。
6月からの SNS規制の影響で
例えば コメント書くのを
やめようとする人が いるのかも
しれませんが 「もう手遅れです」
SNSでの 人物選定は
5年以上前から すでに行われていて
今さらやめても 遅いです。
覚悟を 決めることです。
イーロン・マスクに
検閲する 社員を調べて
解雇してもらいたいです。
.
Posted by 長尾先生が大好き at 2024年05月04日 01:40 | 返信
先生は私たちに色んなことを教えて下さり、必死で注意喚起をして下さった。それなのに。先生からまだまだ教わりたいです。コロナ前からの、先生を悪漢から守るんだって思いは変わっていませんからね。
Posted by 小林ひろえ at 2024年05月04日 01:48 | 返信
長尾先生
漢字を 間違えてました。
「掛谷英紀さん」です。
申し訳ありません。
.
Posted by 長尾先生が大好き at 2024年05月04日 11:36 | 返信
それだけイベルメクチンが良い薬だという証拠ですね。早くメジャーになってほしい。先生のスペースが今日無いのは、言論統制が行われているからか? スペース、楽しみにしているので、寂しいです。本当の事を言っている人の見極めが、非常に難しいです。
Posted by みかんです at 2024年05月05日 10:57 | 返信
こんにちは、ユーチューブの次はXですか。次はニコニコ動画、メルマガ、最後は講演会も禁止となったら、自由も平和も民主主義も博愛も正義も人権も夢も希望もないですね。
Posted by 矢嶋宏人 at 2024年05月05日 12:32 | 返信
長尾先生のブログで
「Seven days war闘うよ...」。
TM NETWORKの名フレーズが今、頭の中でリフレインしています。
宮沢りえさんの女優デビュー作としても知られる映画『僕らの七日間戦争』の主題歌でした。
という文章を読んでうれしい限りです。
ちょうど、このコメントを書いている時に聴いていた聴き逃しのFMで偶然にも、TM NETWORKの『Seven days war』が流れていました。
いっそうのことLIVEで歌いましょうよ。
「ただ素直に生きるために。」という長尾先生のホンネというか気持ちが十分にこもった歌詞ではないでしょうか。
どうぞ、闘うことがたくさんあると思いますが、長尾先生の場所は譲れないし、しっかりと掴んでください。
応援しています。
Posted by 長尾先生の元患者のひとり at 2024年05月07日 01:30 | 返信
私の父は、87歳と10ヶ月で死にました。病院は初めMRSAに罹患したと言っていましたけれど、死亡診断書は「肺炎」と書かれていました。でも「痛い在宅医」の映画で、主人公のお父さんが苦しみながら死んで行く映像を見ていると、私の父と同じだと思いました。結局、遺体解剖したわけじゃないので、はっきりとは分かりませんけれど、COPD慢性肺性呼吸不全症候群だったのではないかと思いました。死ぬまでタバコを吸っていました。でも肺がんではないと病院で診断していました。腰椎圧迫骨折をして寝たきりになってから、タバコを購入して父に与えるのをやめておけばよかったと後悔しました。母も「アルツハイマーではありません」と協立西宮病院の脳神経外科で言われたのですから、多発性脳梗塞だったのかもしれません。NHKの「けったいな人々」と言うドラマに出てくる少しボケているお婆さんだったのかもしれません。私はその脳梗塞を悪化させない薬が欲しかっただけなんですけど。
Posted by にゃんにゃん at 2024年05月07日 09:03 | 返信
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