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ボランテイア往診
2025年09月14日(日)
開業医を辞めてからも医療相談や
往診をボランテイアで続けている。
診断名がついていない患者が多い。
がんや
認知症
は、いいとして、
「何軒受診しても不調の原因が分からない」
という人があまりにも多い。
倦怠感
発熱の持続
気力・活動性の低下
頭がボーっとする
関節の痛み
「がんのようなシコリ」があちこちにある
みたいな相談が多い。
皆さんにまず聞くのは、
「どんな検査を受けて、どんな結果で、
その結果、どんな診断を受けてきたか」
でも、それが「分からない」と。
医療は診断が大切です。
診断することから始まる。
難しい検査をしなくても問診や視診や触診などで
1分(時に1秒)でできるケースも時々経験する。
診断が下れば、自ずと治療法も分かる、となるけど、
そのプロセスが成り立っていない人が沢山おられる。
つまり、
あんまり検査も受けていないし、
良くわかないから、治療もない。
そんな人の電話相談や往診は問診に時間がかかるし、
検査も投薬もできないので、なにかと大変、である。
「なんで俺みたいなフーテンに聞いてくるの?」
と思うけど、そこに困っている人がいるのだから仕方がない。
新幹線や飛行機の中で急病人を助ける時のように、
医者の義務だと思ってやるけど、需要は増えている。
医療現場の疲弊、診療能力の低下、医師と患者の
コミュニケーション不足など、いろんな思いがある。
悔しさだ。
先輩医師(自分のこと)が後輩医師を指導できていなかった、
という申し訳ない気持ちが、モチベーションになっている。
医学部の医学教育は製薬マネーまみれの教授がやっている。
医者になってからも、そんな教授による洗脳セミナーが一生続く。
そこに、「論理」や「倫理」や「人間関係」や「コミュ力」
なんてものは、ますます希薄になっているのが極めて残念。
3年前まで「国立認知症大学」をやっていたけど、
またやらないといけないのかなあ、なんて思う。
でも、言論弾圧が激しすぎて、動画配信すらできない。
来週は、全国規模の医学会で終末期医療の講演をする。
その中で、市民対象の無料の講演がある。 →こちら
10月にも、11月にも、市民を対象とした講演がる。
言論弾圧下で、自由に思うことを発信できる機会は、
ニコニコ長尾チャンネルと
まぐまぐのメルマガ
くらいになってきた。
さあ、今からボランテイア往診に出かける。
PS)
明日の長尾チャンネルのゲストは、岩波明医師。
テーマは「高学歴発達障害」です。
お見逃しなく。
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今まで書き込んで頂いた方、ありがとうございました!!

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