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Tレグ発見の坂口先生、ノーベル賞おめでとうございます!
2025年10月08日(水)
Tレグ発見者の坂口先生がノーベル賞を受賞。
本庶先生に続き免疫機構の発見が評価された。
どちらも難しい話だけど、人の役にたつはず。
本庶先生のオプジーボは、一部のがん患者の
延命に寄与していることは、事実、である。
問題は、
・効かない人が多い(効かない人には最初からやらないけど)
・あまりにも高い、高すぎる
・一旦効いてもある時点から効かなくなる
など。
在宅現場で多くの末期がん患者さんを看取ってきたけど、
全員が「オブジーボが無効例」だったことも事実である。
要は、万能薬ではない、ということ。
そして今回ノーベル賞を受賞したTレグ細胞については、
「免疫にブレーキをかける免疫細胞」の存在も事実だ。
アレルギーや自己免疫疾患やがんへの臨床で
この恩恵に関わるのはまだ先、のことになる。
山中先生のiPS細胞も、人助けになるまで、まだまだ道は遠い。
ヒトの全遺伝子が解読されて、すでに20年?くらい
経っているけども、現実には「だからどうした?」。
基礎研究は僕もやっていた。
とても面白いし、楽しい。
誰も知らない世界を探索していると寝食を忘れる。
坂口先生のお名前を知ったのは、30年くらい前だから、
「受賞までずいぶん時間がかかったなあ」が率直な感想。
Tレグ研究がこれで本格的に進んで欲しいな、と期待している。
「免疫の暴走」には、僕自身も悩まされているので、
臨床で人の病気の役にたつ日が来ることを祈ってる。
特に「ワクチン後遺症」で悩む患者さんには、
すぐにでも役にたつ可能性をかなり秘めている。
なぜなら、免疫の暴走で、種々の自己免疫疾患やターボがん
になってしまい、おそらくTレグの関与が一番大きいからだ。
つまりTレグは、「免疫病」の本質にかなり近い、という意味だ。
福島先生の「ワクチン問題研究会」を「国立PVSセンター」に昇格させ、
多額の研究費を供与して、坂口先生ともTレグの視点から共同研究して、
現在困られている多くの患者を救うべき、と考える。
おそらく、Tレグは「ターボがん」にも大いに関係ある。
従来の抗がん剤ではなく、オプジーボでもなく、
Tレグ制御治療が主役になることを夢想している。
誰か高市さんに教えて欲しい。
坂口先生、おめでとうございます!
チーム坂口、益々、頑張ってください。
PS)
「万能薬」という文字を打ちながら、
つい大村先生のお顔が浮かんできた。
大村先生は、再度のノーベル賞が相応しい。
ノーベル賞を2度受賞した人が過去何人かいる。

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