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認知症受け入れ拒否病院が増加
2025年12月12日(金)
認知症の受け入れを拒否する病院が増加中。
この傾向を理解するには、病院側の事情も
知っておくべきだと思う。誰にも関係する。
「認知症患者」は急病でも受け入れ拒否に...
下町のベテラン病院長が見た「地域医療」の"終わりの始まり"
(デイリー新潮) →こちら
この傾向は、10年ぐらい前から結構、あった。
病院は開業医に必ず聞いてくる。
「ニンチはありますか?」
そこで嘘をつく。
「まあ、ほとんどありません」(本当はあるけど僕がボケたふり)
すると翌日、病院長から怒りの電話がかかってくる。
「お前はウソをついた。お前の紹介はもう二度と受け入れない」
そこでまたボケたふりをして、有耶無耶にする。
開業医をやっていると、常に患者さんの何割かは認知症だ。
それを入院させない、なんて許せない病院だから、と嘘をついてた。
その傾向が、年々、強くなっている。
病院側の事情もある。
・他の患者からクレームが出る
・人手不足でかまってられない
・なにかとややこしい問題が多い
・元気で単純な病気の患者のほうが儲かる・・・
患者さん側は、本当に困ると思う。
現実問題として、在宅医療で診ていくしかないケースが多い。
僕は認知症の在宅が大好きだけど、大嫌いな在宅医が多い。
認知症の患者を機嫌よくさせることができる町医者を増やすしかない。
でも、それを教えられる医者や介護専門職があまりにも少ない。
この国の認知症施策は無茶苦茶だ。
僕は厚労大臣の家庭教師(大臣レクという)をやってきた。
もちろんボランテイアで。
でも、今や僕のレクチャーを受ける大臣や国会議員がいない。
彼らこそが認知症だ。
だから、家族が賢くなり、認知症ケアに詳しくなるしかない。
これから、医療も介護も窮地に追い込まれるので、
あまり期待したり、文句を言わない方が得だと思う。
「まあ、ええか」と寛容の精神で病院や施設を
見ていくしかない、と思っている。
PS)
今日から寒くなるね。
仕方がないね。
病気や怪我に気をつけよう。
そのためには、「ゆっくり」動こう。

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