午後は神戸で臨床倫理の勉強会、夜は東京ドームホテルで日医協のオフミ会に３次会まで参加しました

　インフルエンザはもうピークを越えたようで、今日はＢ型ばかりです。昨夜、神戸の須磨区から癌の相談に訪れた患者さんを神戸の梁先生に紹介いたしました。

　早朝と午後に往診を数件済ませると、夕方から三宮の兵庫県医師会館で開催された東大の清水哲郎教授の「臨床倫理」の勉強会に参加しました。私はケア会議の重要性について発言しました。元県尼院長の芦田先生とお会いしたので、これ幸いと「県立病院の統合問題」について私の思いつき「県塚の公設民営化」について聞いてみました。しかし「信頼できる民間がいてくれたらいいですがね」と、イマイチの感触でした。

　その後飛行機で上京し午後８時から東京ドームホテルにて開催された「日医協有志のオフミ会」に参加しました。顔見知りでは大阪の梶山先生、川西の上農先生らが参加されていました。今年の議論のテーマは「誰が医療崩壊を止めるのか」で、全国から１００人を超える参加者がありネット上で有名な先生方も顔をそろえていました。
 
        
　
　中央のメインテーブルには、日医推薦の西島議員、民主党政調会長の枝野議員、梅村議員、日医常任理事の今村先生、厚労省の官僚、日本医師連盟の役員が座り日医協の山下先生の司会のもと、熱心なパネルデスカッションが展開されました。

　今や有名人の東大の上先生をはじめ、会場の医師やマスコミ関係者が入り乱れて発言し、酒も入っているためテレビタックルより面白い議論となりました。日医、与党と野党の政治家、官僚、マスコミが一同に会し本気で議論することはおそらく初めてではないかと思います。このようなオープンな議論の場が大切であるとあらためて思いました。

　結局「誰が止めるか」の結論は「国民が止める」となりましたが、意外だったのは枝野議員の主張する「エコノミストが止める」という意見でした。

 

　２次会に向かう道すがら、今村聡日医常任理事に日頃考えている意見「今こそ日医がもっと頑張らないといけない」と、日医の大同団結をお願いしました。３次会まで参加しましたが、全国から集まった多くの医師やジャーナリストらとの話はつきず、楽しい一夜となりました。

　２次会で梅村議員の周囲には、全国の要人が集まって議論に花が咲いており、すでに厚生労働行政のリダーシップを発揮していました。

今村先生は３年前に池田先生がスポーツ医会主催で尼崎医師会にお招きし講演・懇親した馴染みのある日医の幹部です。梅村聡と今村聡のお二人は、偶然にも漢字が１字違いであることもあり意気投合して、私も入れて頂き３人で写真を撮らして頂きました。ダブル聡先生のご活躍に期待します。