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4月19日(日)
2009年04月19日(日)
不眠はうつの始まり?―うつ病とEDの勉強会―
昨夜はフォーラム成功を祝して打ち上げのあと、最終便で上京しました。今日は新党日本党首の田中康夫氏と昼飯を食べたのち、品川に移動して連合の方と5月16日の東京ビックサイトでの講演の打ち合わせをしました。その後、うつ病の勉強会に参加しました。不眠症はうつの始まり?早期からのSSRI投与の重要性が議論されました。懇親会では、認知症で有名な教授に「一度、集い場さくらちゃんに遊びに来て下さい」と言いました。
帰阪し、一服する間もなく独り暮らしの高齢女性より喘息発作で苦しいとの電話がありました。4月の介護報酬改定で訪問看護が打ち切りになったばかりのようです。仕方がないので、自分でクリニックに戻り点滴を作り、往診、点滴を終えて帰宅すると午前様でした。
在宅医療推進を謳う一方で介護保険の締め付けで訪問看護が入りません。矛盾した政策です。現場にいると政府がいかにいい加減な政策で患者さんや我々を右往左往させているかがはっきりします。そして結局しわ寄せは在宅医に来てしまいます。やっぱり「訪問看護を医療保険に」は、もっとあちこちで言い続けなければいけません。一本、筋の通った医療政策を提言していきたいと思います。
またある在宅医師から今日の午後、電話がありました。「がん拠点病院ができてから病院の素人が緩和ケアを時間をかけてやりだしたため却って緩和医療がしにくくなった。1日でも早く自宅に戻すようにしてほしい」との声でした。ばらまき行政で、がん拠点病院に多額の補助金が下りているのですが、事務用品などに使われているとのお怒りの声です。私も同感です。道路工事と一緒です。余計なことをせずにとっとと、1日でも早く退院させて在宅医に任してくれればいいのです。金をばらまくなら「がん拠点診療所(私が勝手に提案)」の訪問看護師の待機手当にでも回したほうがよっぽど患者さんの為になります。現場から遊離したお役所仕事とはこのことです。官僚さん、しっかり考えて下さいね。法律を作って金をばらまくだけでは駄目ですよ。
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