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5月3日(祝)
2009年05月03日(日)
憲法を考える豪華タウンミーテイングをじっくり拝聴しました
憲法記念日の今日の午後、神戸市垂水の勤労市民ホールで行われた憲法を考える豪華タウンミーテイングを拝聴しました。有名人勝谷誠彦氏が司会を務めて、西村真悟議員、鴻池祥肇議員、吉井英勝議員、原和美議員という豪華パネラーによる大変興味深い憲法議論でした。わざわざ行った甲斐がありました。
たかじんの「そこまで言って委員会」を時間延長して過激にしたようなタウンミーテングであり、主に憲法改正、核武装、9条問題について議論されました。「9条は破棄し自主憲法を制定し、自らもお国のために先頭を切って死ぬ覚悟である」という西村氏の意見に感動する一方、「核装備反対、9条護憲」を貫く原氏の意見にも被爆国民として共感しました。「ソ連が崩壊した時に最も喜んだのが日本共産党だった」という吉井氏の発言にはビックリしました。田母神氏らと本を出版したばかりの勝谷氏の毒舌には、一部は共感、一部は違和感を覚えながら、2時間半の議論にしっかり聞き入りました。
私自身は、「自衛隊を合憲として明記、集団的自衛権を明確に定義、9条の精神は堅持」という内容の一部改定が必要と考えています。「保守派が改憲を主張し、革新派が護憲を主張している」という奇妙な現実は、実は政党という鎧を脱いださらなる憲法議論の必要性を示唆していると思います。
憲法問題は昨年からとても気になっています。自分の中では医療問題より上位だと認識しています。1年後の平成22年5月から憲法改正国民投票法が施行されますが、今日のような分かり易い国民的議論を全国津々浦々で行う必要があると思います。尼崎でも是非、企画できればと思います。憲法問題はもはや○○党と△△党の問題という政争レベルではなく、国民一人一人が真剣に考える国家レベルに来ていると感じます。
ところで昨日の保護夫婦は、今日の午後に保護を解除し、帰宅して頂きました。とりあえず今のところはハッピーエンドのようです・・・。しかし最近、80歳代の夫婦喧嘩や介護トラブルに巻き込まれる機会が確実に増えています。丁寧な解決には相当な時間とエネルギーを要します。そして、つどい場・さくらちゃんのような民間の善意団体に見事に支えられているのが日本の在宅医療の実態です。
外国の夢物語ばかり語って悦に入っている無邪気なメデイア、ジャーナリスト、官僚とは無縁のリアル世界に我々は生きています。憲法も医療も同じです。我々は、これからの「日本」を考えねばなりません。日々過酷な現場で尊い自己犠牲精神で活動し続ける、名もなきスタッフ達を誇りに思います。そういえば先日、訪問看護師やケアマネの現場写真を撮影して頂いた写真が今日届きました。医師ではなく看護師やケアマネにスポットを当てたそのジャーナリストの感性は大変素晴らしい。そう、名もなき優しい現場スタッフ達に日本の在宅医療は確かに支えられているのです。
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