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今日も見捨てられたがん患者さんからSOSあり

2009年07月21日(火)

お昼の全体カンファレンスを終えた時にSOSを求める電話が鳴りました。すい臓がんで苦しんでいる患者さんの娘さんからでした。2社の産業医業務を2時間で終えて、急いで訪問すると、痩せこけた患者さんが横たわっていました。お腹がとても痛いということでサロンパスを10枚以上お腹に貼って体を折り曲げていました。もちろん、介護用ベッドも介護保険もモルヒネも何もありません。娘さんがたまりかねてネットで調べて当院に電話してきたのです。本人は「痛くて痛くて昨夜は死ぬかと思った」と・・・・

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こんな光景を何度みてきただろうか。なにががん拠点病院だ。なにが病診連携だ。病院だけでやろうとするから、いつまでたってもこんな感じなのだ。病院主治医は何もすることがないのに次の予約を取って通院させようとする。それまでに患者さんが死ぬかも知れないという感覚はないのか、在宅医に早く紹介しようという気はないのか。

今日も大きな声で言おう。「がん拠点病院ががん医療のガンですよ」と。そう言えば、こんな過激なことを書いた本「パンドラの箱を開こう」が、今週、ついに紀伊國屋書店のベスト7位に入りました。

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