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 今日も沢山の風邪の患者さんが受診されました。老人さんが多いのですが、若い人で多いのは、介護職員さんです。平均的な介護職員さんは、月８回の当直をしています。当然、昼夜のリズムが狂い、免疫機能は低下し、年に何回も風邪で当院を受診されます。気の毒でなりません。これだけ働いても２０万円にも満たない給料で、ストレスからか過食になり、メタボから糖尿病や高血圧になる方も沢山おられます。

  人助けの高い志をもってこの社会に飛び込むも、メタボになり、インフルエンザになり、ボロボロになっていく介護職員を何人も見てきました。医療費は３３兆円。介護費は７兆円産業ですが、超高齢化を考えると、介護費は現在の倍に増やすべきだと思います。

  健康で余裕を持って、プライド高く、介護という職業を選べる、そんな社会にしなくてはなりません。衆議員選挙もいよいよクライマックスに近付き、国道沿いの当院には各党の宣伝カーからの叫び声が１日中聞こえてきます。政治の力で改国をする時まで、あと５日です。