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ワクチン騒動は新政権の試金石
2009年10月21日(水)
昨日、当院にも1mlの新型ワクチンが2本到着し、さっそく希望する4人の職員に接種しました。1週間後にさらに4人分が到着する予定です。当院で接種希望職員は50名以上いますから、この調子だと3ヶ月くらいかかるのでしょうか?ちょっと不安になります。
ワクチン接種は、今後は急いだ方がいいかと思います。時期を逃すと余ってしまい笑話になるかもしれません。基礎疾患による優先順位が報道されていますが、そんなもの要らないと思います。なぜなら接種を希望されない方も相当数おられるからです。基礎疾患を有する人に打つ方が有効であるかどうかすら分かっていない現状では、希望順に打つ方が公平であるかと思います。希望順に打つかわりに接種後のサーベイランスを義務づけるべきです。すなわち正確なデータを取り次に活かすべきです。
そのためには全員無料で打てばいいのです。それも診療所ではなく、保健所で朝早くから並んでもらい順番に打てばいいのです。これが最も公平ですし、保健所とは本来このような場だと思います。こうした決断ができれば新政権は評価されると思いますが、惜しいですね。もっと前の時点でつまずいています。誰も分からないことばかりですから、決断は時間との勝負です。
ネットメデイアにも書きましたが、「インフルエンザ騒動はまさに新政権の試金石」なのです。
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