このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
認知症のご家族に泣かれました。国立感染症センターの安井先生のインフルエンザの講演を拝聴
2009年11月11日(水)
毎日、認知症の相談者が来られます。再発がんと違って、認知症の介護は年単位の長い道となります。先が見えないことが不安を増幅させます。今日、お見えになった方も、夫の介護で疲れ果てていました。夫が奇声をあげたり、幻視があったりで騒動が絶えず、奥さんは参っていました。夜、さっそくご自宅を訪問すると、奥さんの御兄弟2人が田舎から出てきて介護者を励ましていました。結局、4人での雑談になりましたが、奥さんはそれだけでも勇気づけられたと喜んでいました。11月22日は、私も司会者として参加する「かいご学会」が関西学院大学で開催されます。「か」は介護、「い」は医療、「ご」はご近所という意味です。まさに、「認知症介護」で悩んでいる介護者のための全国集会です。
往診の合間に、内科医会の講演会を拝聴しました。11月は、毎年、国立感染症センターの安井先生にインフルエンザの講演をお願いしています。さすがに今年は話題がとても多く、2時間近い講演になりました。新型インフルはやはり子供の病気であることがはっきりしました。最後に3つほど質問しました。
Q「季節性インフルエンザウイルスの至適温度は36度であるのに対して、新型インフルエンザウイルスの至適温度は42度とのことですが、体温を下げる意味があると思うか?」
A「わからない」
Q「前川レポートを今、どう評価するか?」
A「季節性インフルワクチンの効果については国際的にエビデンスがあるので無視して良いのではないか」
Q「水際作戦は成功だったか、失敗だったか?」
A[失敗だと思う]
インフルエンザ問題は、本当に奥が深いと感じる毎日です。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: