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「それって輸入物ですか?」「でもワクチンはしっかりお金をためてからにします」と、何度言われたことか。
2009年12月22日(火)
「それって輸入物ですか?」と何度聞かれたことでしょう?インフルワクチンも一昔前のBSE問題の牛肉と同じ扱いです。マスコミ報道がいかに偏っているかが良くわかります。すでにインフルは下火だし、ヨーロッパではワクチンが余って寄付されていると聞きますので、もう終わった話になりつつあります。あと、よく言われたのが「打ちたいけど3600円ももっていません。ワクチンはしっかりお金をためてからにします」という患者さんの言葉です。医療費が無料の生活保護の方と公害患者さんはワクチンも無料で打てて、ワーキングプアは高すぎて打てない。これでいいのでしょうか?反対ではないでしょうか?
春から新型インフルエンザについてはネットメデイアやテレビで言いたいことを言ってきました。言いすぎて叩かれもしました。今も言いたいことがいくつかあります。メデイアの方には特に申しあげたい意見をこのブログの中で密かに(?)書きます。
1) 今回、国は完全に戦略ミスを犯したのでは。老人からではなく小児から打つべきであった。専門家が集まりながらなんでこんな単純なことに気がつかなかったのか?
2) 優先患者など設けずに希望者から打つべきであった。優先順位なんて絵に描いた餅。孫に打った宝塚の医師の報道をしたマスコミにはハッキリ言いたい。「くだらない報道をするな!どうでもいい話だ。もっと大切な問題(ワクチンの安全性や効果)をしっかり報道してくれ」と。
3) 最初から集団接種を主体とすべきであった。あれほど言ったのに。
4) ワクチンの配給を行政がしたので混乱した。医師会に全部丸投でした方がスムースであった。行政が配給情報を全く隠しながら配った結果、ワクチンが余る医療機関と足りない医療機関が出た。両者でワクチンの取引をすることは禁じられ、卸への返品もできないなら余ったワクチンは捨てるしかない。
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