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童謡「ぞうさん」にみた伊勢白山道の真髄。100歳詩人の「不思議がり」は私も同じ
2010年01月06日(水)
3日夜のNHK特集では、100歳の詩人の日常が描かれていました。童謡「ぞうさん」の作詞者です。この方は何を見ても不思議に思う人です。100歳でもこの感性を持ち続けていることはスゴイことですが、「不思議がり」は私も同じです。勉強会に行っても誰と話をしても不思議なことだらけなので質問ばかりしてしまいます。勉強会では司会者に「君は質問しすぎだ」と注意され、診察室では患者さんに色々聞きすぎて「ここは警察の取り調べ室か」と怒られます。
何でも聞きたいのです。こんな性格がこの世にもう一人いたのだ、と安心しました。
明石家さんまさんと大竹しのぶさんの娘さんの名前がが「いまる」ちゃん。「いま生きていることが丸儲け」で「いまる」です。私はこの話を聞いた時、なんて素敵な名前だろう、明石家さんまは天才かと、思いました。まさに「今、生きていること」が最大の不思議なのです。
Q:ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね?
A:そうよ、母さんも長いのよ
なんて素晴らしい「受け流し」でしょうか。私だったら「ほっといてくれ」とか「ひとが気にしていることいちいち言わないでくれ」と返すでしょう。それが、「お母さんも長いのよ」で終わらせる。うちはみんな長いのよ?おかしい?といった風に返すのです。相手を尊重する、とはこのことです。世の中にはこのような尊重、思いやり、自分を責めないことが大切です。
そして「いま生きているころが丸儲け」とは、伊勢白山道の「生かして頂いて、ありがとう御座います」と全く同じ意味です。神への感謝そのものの言葉です。真髄です。そして童謡「ぞうさん」には、「内在神」を見ました。
私の中での見事なシンクロニシテイでした。
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この記事へのコメント
「いま生きていることが丸儲け」
年末年始のうんざりするお笑い番組の中で、明石家さんま氏の口から発せられたものなら、まったく心にひっかからなかったであろう発言も、長尾先生のブログの中で、活字で見ると、目が釘付け。
昔、高校の保健体育の教科書に「マズローの欲求段階」?が載っていて、「人間はまず、生命を維持する事を欲し、それが充たされると次にお金や地位、次に名誉や生き甲斐を求める」みたいなことが書いてあったのを覚えています。当時高校生だった私はその理論に激しく納得したものですが、それから30年以上の歳月がたつと、マズローよりも(長尾先生経由の)明石家さんまの金言のほうに、目からウロコがはがれます。(笑)
しかしこの生きていることに軸足を置く境地は、「結局振り出しに戻った」わけでもないし、「はじめから青い鳥はおうちにいました」とも違いますね・・・。
あえていうなら、らせん階段を登っているうちに、再び同じ方角の景色が見えてくるのかなあ。
Posted by カンダタ at 2010年01月07日 04:01 | 返信
カンダタさん。ありがとうございます。年をとるごとに欲深くなっていく自分がいます。これは情けない事実です。謙虚になれる日が来るか自信は全くありません。伊勢白山道に出会えたのは昨年の幸運。「いまる」をおりにつけ思い出すしかありません。
Posted by 和 at 2010年01月07日 10:28 | 返信
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