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三宮の商店街で見た二匹の「癒し犬」

2010年01月07日(木)

正月、三宮センター街を歩いていると人だかりに出会いました。覗いてみると白い巨大な犬2匹が地面に座っていて通行人にモミクチャにされていました。巨大だけどカワイイ!小型パンダのようです。2本の綱を持っているおじさんと話をしました。
「これは北極でソリを引く犬です。もともと人を癒すために生まれてきた犬です。だから病院で多くの人を癒しています。こうやって人に喜んでもらうために生まれてきたのです。」
よく見ると、そのおじさんもの犬たちと同じ優しい顔でした。

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数年前スイスのユングラウヨッホの山頂で飼われていた北極犬を思い出しました。今日の犬は北海道生まれだそうです。今日の2匹の犬に触れながら、「人を癒す」ことを考えました。時々、「先生の顔を見るとホッとします」とは言われますが、これは医師と患者という関係性を差し引いて評価すべきでしょう。しかし町医者こそ「患者を癒す」存在にならないと意味がありません。

当院の看護師たちは、とても優しい人たちです。これは大きな声で自慢したいです。どこの家に伺っても「お宅の患者さんは本当に素晴らしい。いろんな病院でいろんな看護師さんを見てきたが、こんな素晴らしい看護師さんを見たことがない。こんな看護師さんが
いることは信じられない」みたいなことを言われます。管理者にとってこれくらい嬉しい言葉はありません。

当院には看護師さんが20数名います。男性看護師も2人。今月、新たに3人入職します。医院は看護師さんで決まると言われていますが、特に在宅医療は看護師さん次第です。医者の仕事はあまりありません。評価、決断、説明が医者の仕事です。それ以外は全部看護師さんです。本当のことを言うと、これらさえも看護師さんが手伝ってくれます。従って医師は「死亡診断書」を書くだけです。

2匹のカワイイ「癒し犬」と触れ合いながら、つい自分の医院の看護師たちを連想してしまいました。赤穂市民病院では外来待合スペースで、癒し犬によるアニマルセラピーを行っています。こんなユニークな院長、邉見公雄氏が中医協の委員をしている意味は大きい。ホスピス、ホシピタリテイという言葉は、「癒すこと」そのものです。
 

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この記事へのコメント

初めまして、伊勢白山道の登山者です。リーマンさんとの出会いを楽しく読ませて頂きました。

お忙しい毎日でしょうが、どうぞ御自愛下さいませ。

Posted by とりあえず「あんこ」です at 2010年01月13日 10:13 | 返信

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