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一度はナマで見たかった天才芸術家マイケル。彼も地球環境を憂いていた「THIS IS IT」
2010年01月12日(火)
寒い冬、そして腰痛の休日は映画しかありません。一人が50歳を超えると夫婦で行くと2000円で見れます。もうそんな年?嬉しいような悲しいような。という訳で昨夕は、封切りされて相当時間が経過した作品、2本を見ました。「2012」と「THIS IS IT」です。
2012年12月21日は、マヤ暦による人類アセッションの時として有名です。それまで正味、3年を切りました。正直、心のどこかで気になっています。そんな私に「2012」は、地球の内部温度が上昇して地面が割れるというストーリーは大変よく描かれた映画でした。沢山の登場人物と、これでもかという位のスケールとド迫力でした。しかし何となく好きな映画ではありません。登場人物のなかでもっとも良かったのはイエローストーンで最後まで喋っていたラジオのデイスクジョッキーです。あんな人間になれたらいいな。
一方、「THIS IS IT」です。これは最高でした。正直、マイケル・ジャクソンという人物にはあまり興味がありませんでした。しかしこの映画を見て、彼のファンになりました。もう少し早く彼の偉大さに気がついていたら・・・。すべてがリハーサル映像などで構成されていますが、何もかもが完璧でした。彼の音楽性、リズム感、演出、そしてスタッフへの気使い。全てに魅了されました。おなじみの曲も、あの何とも言えない高い声もすっかり見直しました。
彼は死の直前スタッフ達に言います。「お客さんには非日常の世界で思い切り楽しんでもらおうね」。当たり前のセリフですが、この映画を見たら彼がいかに努力家であるかよく分かります。そして地球環境の破壊を嘆いたバラードには最も感動しました。まるで「ナサラ」と同じメッセージをマイケルもしっかり発信していたのです。泣いてしまいました。
まるで死を予想していたかのようなセリフでした。またこの映画を作るためのリハーサル映像としか思えないような楽しい、美しい、不思議な練習風景でした。天才は長く生きれないのか?尾崎豊然り、美空ひばり然り。その意味では桑田圭祐は例外だな。
素晴らしいアーチスト、スタッフ達に囲まれ、彼がどれだけ愛されていたか。特に女性ギタリストはスゴイ。マイケルはよほど衰弱していたと想像していましたが、この映画を見る限りそんなことは全くありません。50歳にしては尋常ではないタフさです。何らかの理由で殺されたということが良く分かります。しかし死ななければこの映画はなかったろう。私がここまで彼を知る機会もなかっただろう。縁とは皮肉なものです。
この映画のDVDが出たら絶対買います。そしてついでにテレビも買い替えます。いまだに10年以上前の小さなブラウン管で見ています。思いっきりいい音の出るやつに買い替える決心がつきました。帰宅してネットで調べると驚くべきことがいくつか書かれていました。
マイケルと私は同い年で誕生日が2ケ月しか変わらない。彼は西宮球場でもコンサートをしている。平和運動に熱心でノーベル平和賞に2回ノミネートされている。そして昨年11月にはなんと田中康夫議員が「ムーンウオーク」の翻訳本を出していた・・・。明日聞いてみよう。
スゴ過ぎて大変な人生であったようです。しかし予備知識ゼロの私でも彼の才能は強く響きました。彼こそもう二度と出ないであろう真のキングオブ・ポップスです。
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この記事へのコメント
キリストの言葉にこんなのが。
「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。
しかしもし死んだなら豊かに実を結ぶようになる」
地に落ちるにはまだずいぶん早かったと思いますが、映画を観た高校生の娘と
マイケルの曲をカラオケで一緒に歌うようになりました。世代を超えて音楽を楽しめる
喜びをありがとうと天国のマイケルに伝えたくなります。私も生で彼のステージを
見たかったですね。
Posted by ちろる at 2010年01月12日 06:32 | 返信
ちるるさん
スゴイ言葉を紹介していただき、ありがとうございます。
悲しいけど世の真実だと思います。
マイケルはもういないからこそマイケルのDVDを買います。
尾崎がいないから尾崎の歌を歌います。
でも、そんな人間は世の中にそうはいませんね。
Posted by 長尾 at 2010年01月14日 02:22 | 返信
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