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昔低血圧、今高血圧
2010年02月15日(月)
真冬は血圧が夏に比べて10以上あがります。診察室で血圧が180ある人は必ずこう言います。「急いで来たから」「家では130と低かったのに」「先生の前だからです。先生が悪いのですよ」と。なかには怒りだす人もいます。「私は昔から低血圧できました。おかしい」と。私は言います。「人間だれでも昔は低血圧、今は高血圧なんですよ」と。
人間はなかなか事実に向き合いたくないものです。特に診察室で、血圧や血糖値やコレステロール値が高いと医者から言われるだけで、なんとなく医者から怒られているように感じて身構えるのは患者さんの本能かもしれません。だからできるだけ怒り口調と取られないように、淡々と事実を伝えて、少し微笑みながら「どうしましょうか?」とゆったりと相談したいのです。
特に既に身構えて防戦態勢に入ってしまっている患者さんには、追い打ちをかけることはできるだけ言わないようにしています。それより、世間話の中から食の乱れに自ら気がついて自力で治してもらえれば、と祈ります。これを「認知行動療法」といいます。
まあわざわざこんな難しい言葉を使わなくても、「長年通ううちに自然と自分の生活習慣が変わってきたようだ」、そんなふうな町医者になりたいものです。
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この記事へのコメント
以前毎日薬局店頭に居りました時にクリニックで血圧を測ってもらってから必ず私の薬局に来られて
「血圧はかって~っ」とおっしゃる患者様が数人いました。
少しでも低い血圧になるまで何回も水銀血圧計で計るように言われます。
低くなったら「だからここは好きやねん。お医者さんは一度しか計ってくれはれへんから・・・???」
後ろにお客さんが待っておられるのに汗を流しながら冷や汗ものでした。現実はこんなこともあります。
当時薬局店頭では血圧を測ることは違反でした!
Posted by 狭間 紀代 at 2010年02月15日 05:08 | 返信
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