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難易度Cのハイテク在宅医療が再開

―母は強し―

2010年02月15日(月)

最近、在宅医療を「がん」と「非がん」に分かれて考えます。「非がん」の代表はALSなどの神経難病や脳卒中後遺症です。「がん」の在宅医療が玉砕覚悟の短期決戦ならば、ALSなどの「非がん」の在宅医療は人工呼吸器などのハイテク医療となることが稀にあります。今日は、人工呼吸器と中心静脈栄養ポンプをつけた若い患者さんが病院から自宅に帰ってきました。

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お家に伺いビックリしました。ちょうどお母さんがたったひとりで我が子を車から抱えて自宅に「運び入れて」いました。人工呼吸器、中心静脈栄養、点滴材料などの附属器材一式もたった一人で運び入れていました。「フウフウ」言いながら大きな我が子を運びいれたばかりの母親の強さに感動しました。母は強し、です。

さっそく、2ケ所の訪問看護ステーションの看護師3名を合わせた計5名で中心静脈からの24時間点滴、在宅酸素、人工呼吸器、急変時の対応などの話合いをしました。人工呼吸器の患者さんは数名いますが、中心静脈栄養も加わった難易度Cのハイテク在宅医療はやはり気合が入ります。

夜、さっそく高熱が出て緊急往診しました。緊急検査では強い炎症反応が見られました。これは大変。これから毎日、医師と看護師が入ります。

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