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今夜の最後はお薬の副作用問答
2010年02月15日(月)
夜診の最後は必ずなにかが起こります。今夜は、お薬の副作用問答でした。関節リウマチと家族性高コレステロール血症の患者さんに、リウマチ関連の薬とスタチンと呼ばれるコレステロール降下剤が出されていました。しかし前回、調剤薬局で「これは筋肉痛がするかも」と言われていたため、患者さんが怒鳴りこんできました。「どないしてくれるねん。筋肉が痛いやないか」。私は「副作用ではありません」と説明し、問答が始まりました。
「ふらつくかも」と言われたら患者さんは必ず「ふらつき」は薬のせいだと思いこみます。「痒くなる」「むかつく」「頭痛がする」などもそうです。人間は暗示に弱いのです。しかし薬局では自分自身も1回も見たことがない万一の副作用(この場合はスタチンによる横紋筋融解症)でも、規則にのっとり杓子定規な説明を真面目に繰り返します。このように関節リウマチで痛がっている人に「筋肉が痛くなるかもしれません」という説明をする薬剤師さんが結構おられます。どういう神経なのでしょうか。まさに「薬を見て人を診ない」薬剤師に見えます。
薬局によっても薬剤情報書に副作用の書き方がかなり違います。私のようなうるさい開業医に何度も怒られた薬局は最低限の控えめな表現しかしません。一方、どんな薬にでも20ぐらいの副作用を並べたてている薬局もあります。私のような開業医は連日、人を診ない薬剤師の余計なひと言のたび、長い問答が課せられます。
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