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「尼崎・徳島ルート」の搬送に1日費やすケアマネさん
2010年02月16日(火)
独居の認知症で10年間診てきた患者さんがついに在宅生活が無理となりました。老健に入所させたいところですが、尼崎にはすぐに入れる施設がありません。このような患者さんはなぜか徳島の老健に入ることになります。やたら徳島に行く人が多いので聞いてみると、「尼崎・徳島ルート」があるそうです。そしてその搬送に1日費やす親切なケアマネさんがいます。
なにかといえば徳島です。どうしてかな?と以前から不思議に思っていましたら、徳島に「斡旋センター」があり、そこを通すと素早く入所できるようです。グループホームでは徳島の方が費用が少し安いということもあります。今時の1ケ月2万円の差は大きいです。たとえ徳島まで行っても安い方を選ばれます。まあ車で1時間半ですからね。
今日、車椅子に乗った患者さんを搬送するのに1日付き添ったケアマネさんがいました。普通のケアマネは、そこまでしないとは思いますが。これがこのケアマネさんの思いなのです。帰阪して部屋の退去掃除(そんなことまで何故ケアマネがするのかは知りませんが)をしようとすると、大家さんから「本人以外が家に入ったらダメ」と断られました。本人の承諾状に印鑑が要ると言われたそうで困っていました。まだ一般の人には「後見人制度」や「認知症という病気」は認知されていません。まだまだです。
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