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医学部3年生の学生たちと在宅医療の実習
2010年02月17日(水)
アーリーエクスポージャーという考え方があります。早く現場を見たほうが目的意識が出て教育効果もあるという考えです。実際、尼崎看護学校では右も左も分からない1年生が市内の各診療所で外来や在宅医療の実習を行います。いまどきは中学生でも「トライヤルウイーク」で一緒に在宅現場を回っています。実は一番遅れているのが、医学生なのです。当院では医学部5年生の学生実習を受け入れています。しかし5年生では遅いのです。今日は別の大学の医学部3年生の学生たちが在宅実習にきて私や訪問看護師と一緒に在宅現場を回りました。5年生から3年生に、ちょっとだけ前進しました。
教えるのは大変なエネルギーが要ります。一人で回るのの3~4倍くらいでしょうか。大変な仕事です。しかし一番大切な仕事だと自分の中では位置づけています。往診車の中ではいろんな話をします。一期一会ですから気合も入ります。一生記憶に残りそうな話を選びます。おそらく在宅医療に関する知識を得る唯一の機会だからです。
ある患者さんの家で一緒に写真を取りました。傾聴ボランティアの方も来ていました。この家は笑顔と笑い声が絶えません。素敵な写真が撮れました。その大学のニュースにアップされるそうです。どんどん在宅医療の世界を知って頂きたいと思います。そして在宅患者さんは生活者でもあるという極めてあたり前のことを知らない、病院長や部長や教授にも、はやく実習に来て欲しいと願います。何度これを書いても、いまだかつてたった一人の教授も実習の申し込みをしてきません。
申し込み第1号の教授が現れたとき、日本の医療は確実に変わると思います。
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