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がん拠点病院と連携して1年間経過した末期がん患者さん
2010年02月18日(木)
某がん拠点病院と連携して1年間が経過した末期がん患者さんが受診されました。全身にがんが広がっていて厳しい状況ですが、抗がん剤治療が続いており、まずまずの経過です。しかし全身倦怠感や風邪ひきなどで時々受診されるので色んなアドバイスもします。ボクサーがセコンドに帰って来た時のトレーナー役に徹しています。
この病院の主治医には、ある講演会で「末期がんの早期紹介」をお願いしました。以来、その医師からは「元気な末期がん患者さん」を時々紹介して頂きます。紹介された患者さんも非常に喜んでいます。そして共同作業で無事1年経過したことを一緒に喜びました。
なかには自然に在宅医療に移行した患者さんもおられます。すでに外来で仲良しになっていますので、在宅への移行もスムースです。私は在宅医療が特別なものとは思いません。診る場が、診療所から家に変わるだけで本質的には患者・医師関係には何も変わらないと感じます。たしかに「行くか来るか」ではミラーイメージですが、関係性は普遍的です。
世間も患者も医療者も、「ザイタクイリョウ」を何か特別なものと勘違いしているように感じます。長尾クリニックは、外来も在宅も並行して行う「ミックス型診療所」です。上記のコンセプトなので「在宅専門クリニック」は今のところ考えられません。自称「がん拠点診療所」の心いきで精進していきたいと考えています。
「がん拠点病院と地域かかりつけ医の連携が医療を変える」
とは、近著「町医者力」の帯の言葉です。
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