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侮れないED(勃起不全)診療
2010年02月19日(金)
82歳の患者さんが看護師さんに聞こえないよう小声でED薬の相談を始めました。日常診療の中でEDに関する相談は想像以上に多いです。30歳代から80歳代まで幅広いです。人生の先輩からこのような相談を受けるとは町医者冥利に尽きます。現在使われている3種類のED薬のいずれかを処方するだけですが、良く聞いていくと男の深い人生のドラマがあります。
私はスケベ人間ですから、この手の相談はまったく苦になりません。以前、80歳代の男性に相談された時、思わず「もういいじゃないですか」と言ってしまい、大失敗しました。男性は顔を真っ赤にして怒り出し、「先生はわが愛しい妻を喜ばしたい夫の気持ちが分からないのか?」と言われました。「妻???」。私はてっきり愛人だと思っていたのです。スミマセン!
吉本のチャーリー浜さんと三田の木村クリニックの木村先生と3人で、あるスポーツ新聞の1面を使ったED対談に出たことがあります。ホテルの小部屋で3人で対談するうちになんだか変な気分になりました。インタビューアーなどスタッフ達が、東京から来た若い女性たちでした。彼女たちは盛んに「EDは大切ですよ」と力説してくれます。私は「そうですね」と言いながらも「まだ若い彼女たちがどうしてそこまでEDに興味を持つのか?」という命題に興味が行きました。
糖尿病とEDの関係は有名です。しかしタバコによるEDは意外に知られていません。高校生に禁煙講演する時はこの話題から入れば眼を輝かせて聞いてくれます。教師にはハラハラして見られますが。血圧のお薬もEDを起こすことがあります。ここまで注意して高血圧診療できれば満点ですが、なかなかどちらからも言い出しにくいのも事実です。
スポーツ新聞を見ていたら、東京には5分間で済むED専門クリニックがあるようです。3種類のED薬を2錠ずつセットにして渡すだけですから早いのです。自費診療でたしか1万数千円でした。3種類とも試してもらうという割りきった自費診療です。
昔はED診療にはあまり興味がありませんでした。しかし町医者を続けるうち、大切な問題であるという認識に変わってきました。
今は「性的興味とは生そのものである」と思うようになりました。下ネタですみません。
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