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先週のリウマチ講演会の「ケアからキュア」はやっぱり逆!
2010年02月24日(水)
2月13日の日本一の先生の関節リウマチ講演会で「ケアからキュア」について、とても引っかかり、週末もずっと考えていました。
http://blog.drnagao.com/2010/02/post-348.html
そして結論が出ました。やっぱり逆です!「キュアからケア」なのです。大先生は「年間140万円もする高いお薬を使えばキュアできる時代になった」と講演されました。しかしこれって「キュア」?「キュア」とはお薬を使わなくても病気が無くなった状態です。生物的製剤を中止すればひどくなるのなら「キュア」どころか「生物学的製剤依存」にすぎません。私に言わせれば生物学的製剤治療こそ「ケア」なのです。
インスリンを打って血糖が正常化したら、糖尿病が「キュア」したのでしょうか?
降圧剤を飲んで血圧が正常化したら、高血圧が「キュア」したのでしょうか?
日本一の先生でもこんなことも分からないのですから、日本の医療はまだまだです。
関節リウマチがキュアすることはあります。早期診断、早期治療で、全薬剤中止後も寛解し再発しない症例です。しかし稀です。
ケアの中にキュアがあるとイメージしました。ケアはキュアを包含する広い概念です。キュア=病気を良くする、ケア=病気も生活も良くする、と考えます。
だから土曜日の講演のタイトルは、私なら「キュアからケア」にします。
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