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確かにある、在宅救急医療

2010年03月01日(月)

在宅医療は慢性期医療に分類されています。しかし本当にそうでしょうか?先日、土曜日の夜に急性動脈閉塞から壊死に至ったため緊急往診して、緊急入院、緊急手術した患者さんが、足を切断することなく無事退院し帰ってきました。嬉しいことです。振り返ってみると、これまで何人かの「在宅救急医療」の患者さんを経験してきました。

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これも土曜日の夜。肝硬変の在宅患者さんを緊急往診したら辺りは血の海でした。緊急入院、緊急内視鏡すると胃の静脈瘤が破裂していました。ああ、これも土曜日の夕方、急に認知症が進んだという電話にピンと来て緊急往診、緊急入院させると慢性硬膜下血腫でした。ああ、水曜日の昼下がり、緊急往診して緊急入院させた患者さんは「大動脈解離」で、徹夜で手術して頂きました。

これまで何度も在宅医療と救急医療の接点がありました。幸運にもすべて助けて頂きました。急性期病院の先生方には感謝しています。緊急往診して現場で診断と決断できたからこそ、何件か苦労しながらも急性期病院につなぐことが出来ました。

「在宅救急医療」というものが、確かにあるのだ、俺は見逃さないぞ、なんて気を引き締めた午後でした。
 

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