このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
浦嶋太郎にならないよう深夜まで医局の勉強会
―DPP?4阻害剤もイロイロ―
2010年03月05日(金)
エライ時代になりました。医学はまさに日進月歩です。もし1年間海外留学していたら、間違いなく浦嶋太郎になるでしょう。糖尿病治療薬として、DPP―4阻害薬やGLP-1が出たり、高血圧治療薬としては、ARBと利尿剤が合体した薬が出たり、挙句の果てにはカルシウム拮抗剤とスタチンの合剤までも出てきています。まさに合剤の新薬ラッシュです。日本で合剤が許可されて数年経ちます。組み合わせは無限にあります。日々、勉強です。
今夜は常勤医全員で深夜まで再度DPP-4阻害薬の勉強会でした。1日1回タイプと2回タイプの薬が発売されます。それぞれにSU剤等の併用薬に縛りがあります。これらの使い分けも正直難しいのですが、さらにGLP-1という注射薬が年内に3剤出ると言われています。今日、さっそくGLP-1注射剤を見せて頂きましたが、インスリンと瓜二つです。インスリンと間違えないでしょうか?インスリンとの併用はどうなのでしょうか?さらにインスリンや他剤と使い分けはどうするべきでしょうか?
糖尿病治療薬はおおまかに言って6系統ありました。しかしインクレチン薬(DPP-4やGLP-1)が加わり、7系統時代になりました。しばらくは糖尿病学会はネタに困ることはありません。しかしなにもこんな高価な薬を沢山使わなくても、もっと単純に治せないのか?という素朴な疑問があります。
現代人は「ブドウ糖依存症」と書きました。依存症の治療は、まず依存しているモノを絶つことです。断食道場が最もお金がかからなくて、効果的だと思います。あくまで肥満の糖尿病の話ですが。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: