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「拉致車」による「人さらいデイケア」
2010年03月07日(日)
シンポジストの口から、「拉致車」や「人さらいデイケア」といった言葉が何回か飛び出してきました。確かに送迎車は、イヤイヤする認知症患者さんを無理やり「拉致」していく車に見えます。また嫌がる患者さんを亡霊のように時間がくるまで椅子に座らせているだけのデイケアは、まさに「人さらいデイケア」という言葉がぴったりです。もちろん全員が拉致ではありません。3割くらいでしょうか。1時間が適度な患者さんを、経営のために1日中拉致しているのが、デイケアの影の部分です。
その影の部分が気になってしょうがない優しい人も世の中にはいるのです。「ようし、それなら私が暖かい食事とアットホームな場を提供しましょう」と。このような心意気で走りだしたのが今日のシンポジスト達です。むろん、お金のあては全くなく、借金の山の中、自転車操業で運営しています。
介護保険制度は100点ではありません。60点ぐらいでしょうか。厚労省の役人は90点というでしょうし、今日のシンポジストは30点というでしょう。どちらにせよ隙間があります。その隙間を埋めているのが、制度と関係なく動いている「つどい場」であり「託老所」であり「お出かけ隊」なのです。
「拉致車」による「人さらいデイケア」と言われないようにみんなで知恵を出しましょう。
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