２つの応援 クリックお願いします！

正直な話、昔、８５歳ぐらいの運転手のタクシーに乗っていて事故に遭いました。赤信号を無視して幹線道路に入っていって大事故になりました。それがトラウマになってタクシーに乗る時はできるだけ若い運転手を選ぶようにしています。

今夜は史上最年少ドライバーにあたり安心です。前職は訪問販売だったとか。不景気で倒産してタクシーに転向したそうです。このパターンが多いな。思わず「タバコは？」と聞くと、「すみません、吸います」との答えが返ってきました。「タバコを吸うやつにプロのドライバーをする資格はないよ」とオッサンらしい説教をしました。

看取りは御家族３人で行いました。亡くなった瞬間に横で寝ていた赤ちゃんが急に合掌して驚いたと、娘さんが言われました。「子供は超能力者だからそんなこともあるでしょう」と話しました。本当にそう思っています。昨日、ＮＩＣＵで見たばかりの子供たちを、また思い出しました。なんだか変な縁の日です。

穏やかの一言です。全員が「穏やかでした」と言い安堵の表情です。在宅という選択肢が間違っていなかったこと、頑張って介護してくれてありがとうね、と御礼を申し上げました。

帰りにまだ若い奥さんが微笑みながら「先生、私も家でこうして看取ってください」と言われました。