このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
深夜も電話が鳴りやまない
2010年03月10日(水)
昨夜は、冷たい雨が降りしきる中、夜遅くまで在宅患者さんからの携帯電話が鳴り止みませんでした。自殺したいとか、家族と喧嘩したとか、介護者の悲鳴とか、痛みの相談とは、重い相談ばかりです。来月から、厚生労働省は開業医に外来患者さんに24時間対応を求めて、「地域医療貢献加算」3点を決めました。在宅患者さんだけでも1年中、眠れないほど働いています。その上にその何十、何百倍もの電話相談をしなさいという厚生労働省のお達しは正気の沙汰とは思えません。
開業医も命を削って働いています。しかし厚生労働省は「暇な開業医はせめて電話相談ぐらい24時間しなさい」と考えています。間違いです。予防接種、産業医、学校医、など医師会を通じて地域医療に充分に貢献しています。在宅医療もそうです。ボランテイア活動や教育活動もすべて地域医療に貢献しています。
しかしもっと貢献しなさい、と国は指示してきました。幸いなことに「地域医療貢献加算」は選択制なので、私は選択しません。
しかし厚生労働省がそのような発想でしか開業医を見ていないのが残念です。日本医師会はなぜ抗議しないのでしょうか?唐沢会長は抗議のハンスト座り込みでもして、引退すれば少しは認めてもらえるのに。
何度も言います。いまこそ「地域医療貢献加算」と「明細書発行」に断固反対し、反対理由をわかりやすく国民に説明するのが、日本医師会幹部の責務だと思います。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: