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医者めぐりと窓口ブチ切れは認知症の始まり
2010年03月13日(土)
窓口でブチ切れる患者さんが増えています。些細なことで怒り出し、「院長を出せ」と騒ぐ人もいます。当然、診療が中断します。また、黙っていろんな医者めぐりをして、何十種類もの薬を貰い「どれを飲んだらいいのか?」と相談に戻ってくる方もいます。これらは「ああ、認知症の始まりだなー」と思いながら観察しています。
認知症の患者さんは、会話を表面的には合わせてくれます。10年前に隠居生活に入っていても、「今日の仕事は忙しかった」と真顔で言われます。これに騙される医者も多くいます。町医者で経験を積むと、「ピーン」ときます。
何をしても怒る患者さんがいます。それだけで診断がつきます。こう書けば、私も職員によく怒りますので、「院長もとうとう認知症の始まりか」と職員に思われそうで書きにくいのですが。
あと、何軒も紹介状を持たずに医者巡りや、病院巡りをする患者さんもおられます。不安が強くなり、いてもたってもおられないのでしょう。気持ちは分かります。しかしお薬や検査の無駄は相当なものです。この視点からも病院へのフリーアクセスは制限すべきです。
ヒトを見たら認知症を疑え、と言ってもいい時代になりました。大変なことです。
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