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希少疾病の創薬はゼロという現実
―政府は患者会への寄付を認めるべき―
2010年03月13日(土)
全国に数百人しかいない特殊な病気、「希少疾病」の創薬は限りなくゼロに近い現状です。研究で効く可能性がある化学物質でも「お薬」となるには厳しいハードルがあります。特殊な神経難病の患者さんには、いくら待てども薬という形には至りません。製薬メーカーは営利企業である限り、儲けにならない希少疾病を対象とする創薬を期待するのは現実的には無理です。いったいどうしたらいいのでしょうか?ひとつ提案があります。
希少疾病への創薬には2つの方法があると思います。1つは国費を投入して国を挙げて創薬に取り組むこと。もうひとつは、患者会への寄付控除を認めて、患者会から創薬メーカーに働きかけることです。先日、兵庫県難病連で講演した時に、希少疾病の患者会を知りました。希少疾病の患者会組織も頑張っておられるようです。この患者会を応援するには、とにかく患者会への寄付控除を認めることです。3月7日のブログにも書きました。
http://blog.drnagao.com/2010/03/post-404.html
国費投入は現状では難しいと思います。しかし寄付控除を認めるだけでも日本の患者会は外国の患者会並みとは言わないものの、現状よりずっと力を持つと思います。医療関係法人はこぞって患者会に寄付できる仕組みを作ることは理にかなっています。医療法人税はこぞって患者会に寄付できる制度にすべきです。当然、財務省は強硬に反対するでしょう。しかしそれを突破するのが、真の「政治力」だと思います。
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