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がん患者会で講演しながら思ったこと
2010年03月13日(土)
午後、3時間近く、がん患者会で講演しました。「上手に医者にかかるには」というテーマに対する私の答えとして「往診もしてくれる親切で勉強熱心な地域の開業医を見つけておくこと」「良い訪問看護師やケアマネを紹介してくれそうな町医者を探しておくこと」とお話しました。フリーアクセスできる現在、風邪を口実に評判のいいクリニックを受診することはできます。しかし患者さんからの声は「そんな町医者はいない」でした。
市民講座ではいつもこうなります。患者さんに寄り添う町医者は本当に少ないのでしょうか?夜中に往診してくれる町医者は少ないかもしれませんが、親切に相談に乗ってくれる町医者は、どこの町にも結構いると思うのですが・・・。まあ、いまや患者さんの方が知識がありすぎて町医者がついていけないのかもしれません。私自身は常にどんな患者さんにも対応できるよう情報だけでも集めています。
これは実際にがん患者さんにならないと分からないのかもしれません。患者会のみなさんが求めているのは、「もっと詳しいがん医療情報」のように感じました。いくつか頂いた質問は多岐で高度な内容でした。いまどき最新の医療情報なぞは、ネットや本屋に氾濫しています。患者さんたちはそれを超える情報を欲しているように感じました。
ある程度は予想していました。だからできるだけ、本やネットに書いていないこと、病院の医師が話さないことを話したつもりです。
終了後も患者さんの個別質問が延々と続きました。どれも大変難しい質問ばかりでした。しかし、これまで私が勉強・経験してきたことすべての情報を患者さんやご家族に提供したつもりです。果たして満足いただけたか、自信はありませんが。
これからも患者さんには鍛えていただこうと思います。まさに患者さんに育ててもらっています。
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