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脳梗塞後遺症で当院を紹介された患者さん
―言ってみるものだね、禁煙治療―
2010年03月26日(金)
脳梗塞の患者さんが病院から紹介されてきました。とても血圧が高いのでお薬を修正しました。ついでにダメもとで「タバコを止めてください」と恐る恐る言ってみました。ちょっと怖そうな感じの方です。すると「それを言って欲しかったんだ!先生がはじめてだ」という言葉が返ってきました。診察が終わると「よき出会いに感謝」と、握手を求めてきました。少し大げさですが、とにかくこの患者さんは、まるで「医者に怒られる」のを待っていたかのようでした。
長年診てもらってきた病院の主治医はとうとう「禁煙」を言ってくれなかったそうです。おそらく主治医も「言っても無駄だろう」と諦めていたのでしょう。しかし患者さんは、その言葉を一番待っていたようです。何やら恋人同士の駆け引きのようでもあります。
「次回までに考えておいてくださいね」と言うと、「今から止める」と言い張りました。「これまで何年も止めなかったのだから、よーく考えて次回からにしましょうか?」と言っても、「今からする!」の一点張りです。まるで子供のように。結局、熱意に負けて即日、禁煙治療を開始しました。
よほど嬉しかったようです。そんな簡単なことで喜んでくれるので、禁煙治療は非常にやりがいがあります。当たり前のことをしているだけなのですが・・・。複雑です。
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この記事へのコメント
アルコール依存症には、シアナミドのような抗酒剤があり私もこれにお世話になって
今禁酒中、
禁煙にも保険適用され禁煙補助薬がありますが私は嫌煙家。(いい時代になったです)
スケベももう年で意欲の低下、どうでもいい感じ。
いまこの世で欲しい薬が「ギャンブル依存症」の薬。1発でパチンコ辞められる薬が
あったら300万円でもかいまっせ!(そっちのほうが安くて、家内安泰)
・・・バカな話ですみません。けど、ギャンブルで家庭崩壊、無職者ってかなり多い
とおもうのですが。バカは死ななきゃなおらないとか?(失礼しました)
Posted by kawasaki at 2010年03月27日 11:29 | 返信
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