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圧迫骨折入院
2010年03月31日(水)
腰椎の圧迫骨折で10日間入院している患者さんのご家族が、病院からの「脱走」の相談に来られました。「バルーンを入れられ」、「食べれない」とのことです。私は、「そのうえ呆けてしまう」し「床ずれができるし」と追加しました。本人は「帰りたい!」の一心だそうです。
私は、ご家族に「なぜ救急車を呼んだんですか?」と聞きました。「痛がるので慌ててしまって・・・」と。このパターンは年間、何人もあります。
入院しても10日間、寝ているだけです。寝たきりになります。寝ながら痛み止めを飲むから、胃潰瘍や食道潰瘍ができます。貧血になって大騒ぎします。病院で内視鏡検査をしていると、半数が痛み止めなどによる胃潰瘍です。医原病です。
「圧迫骨折」という響きは一般の人を、必要以上に怖がらせます。入院は当たり前だと納得されます。しかし、「当院には、全腰椎、全胸椎の17本全部が圧迫骨折していても、遠くから自力で通院している患者さんもいますよ」と説明すると、みなさん、キョトンとされます。
高齢化に伴い、骨粗しょう症、圧迫骨折が増加しています。骨は、すべての病気と関連しています。糖尿病と骨も強く関連。癌とも関連。これからは、骨の時代です。
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