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新型インフルエンザ終結宣言
―薬局でのワクチン接種の可能性―
2010年03月31日(水)
新型インフルがひとまず終結したようです。行政はいくつかの間違いを犯しました。次回に活かさなくてはなりません。アメリカでは、新型ワクチンを街角の薬局で打っていることを阪大歯学部の野原先生から教えて頂きました。
新型インフル行政の間違いを私なりに挙げておきましょう。
1)水際作戦のまやかし=単なるパフォーマンス。その上選挙に利用したのは犯罪である。
2)ワクチン接種に優先順位を付けた間違い=現場とワクチンのバランスを無視した犯罪
=打てるのに打てなかった人が多く出た=大きな無駄のツケは誰が責任を取る?
3)優先順位の間違い=もしするとしても、子供が先、老人を後にすべきであった。
=実際は全く逆の指示が出た。誰が責任者?
4)ワクチン接種を官が仕切った罪=医師会に丸投げすればよかった。もっと信頼せよ。
5)開業医を信頼しない罪=責任だけ押し付けて、高圧的に管理した結果、前代未聞の
無駄が生じた=ワクチンの大量廃棄に繋がった。多くの医療機関は返品できず泣いた。
6)集団接種しなかった罪=なぜ最初から保健所での集団接種を許可しなかったのか?
7)以上の間違いを認めない罪=新・予防接種法で、罪を正当化しようとしている罪!
言いだしたら、きりがありません。今日のところは、これくらいにしといたろ!
アメリカが良いとはいいません。しかし、非常時にはこれくらい柔軟な発想で望むべきではないでしょうか?現場の意見をもっと聞いてから決めるべきです。
今回の「地域医療貢献加算」も「明細書加算」も、私の意見は無視されました。MRICに投稿した文章はそれなりの覚悟で書いています。少しは参考にして欲しかった・・・
私は国益のために書いているつもりです。開業医の利益のためではありません。
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この記事へのコメント
アメリカでは、そうでした。まず学齢期のお子さんたちからワクチン接種がはじまり、そのころはかなり厳重な優先順位があったのですが、その時期以降、「おそらくそれほど新型フルーンが怖くない」ということか、フツーのドラッグストアで打っていましたね。ドライブスルーのように車から腕をだすところもありました。おそらく薬剤師さんでも打てたと思います。4歳以下のお子さんをもつお母さんも打てましたし、おかあさんではなくても、一緒に暮らしているのよ。と自己申告で大丈夫でしたね。かなりアバウトでした。
実際にその時期に熱を出された方は、フルーンの確定検査などはせずに、即「タミフル」でしたね。
日本人は「確かめなくてよいのか」と尋ねると、「これだけ流行っているんだから大丈夫。フルーンに決まっている」と返事。笑
まあ、当たっていたのでしょう。治られたから。
Posted by モーリー at 2010年04月01日 07:28 | 返信
モーリーさん
現地レポート、ありがとうございます。
アメリカを参考にすべきですね。
現場と中央があまりにも乖離しすぎています。
これは医療に限らず、国家として恐ろしいことだと大いに危惧しています。
Posted by 和 at 2010年04月03日 08:38 | 返信
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