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「地域医療貢献加算」は医療崩壊を加速させる!
2010年04月01日(木)
「開業医は地域医療に貢献していない」ので24時間365日働きなさい、そして「病院勤務医の負担を減らしなさい」という発想で、頭のいい官僚が考え出したのが、「地域医療貢献加算」という制度のようです。しかし、皮肉なことに「地域医療貢献加算」は医療崩壊を加速させる!のは間違いありません。
言うことが毎日コロコロ変わりすぎです。疑義解釈(Q&A)という通達が頻回に出ます。最新の通達が有効です。ついていくのが大変です。
たとえば、24時間対応義務がいつしか準夜帯(20時~22時と6時~8時)対応となり、「深夜は留守番電話で救急病院の電話番号を案内するだけでも構わない」と、変化してきました。かくして救急病院の電話は鳴りっぱなしとなり、医療崩壊は加速します。
医療再生のために考えた政策が、医療崩壊を起こします。インフル騒動に引き続き、今回の改訂は大失策です。
今からでも遅くはありません。厚労省は以下のような、疑義解釈を出せば、それだけでも国益に貢献できます。一番の問題は、プライドを捨てられるかどうかです。過ちを改めるのに憚ることなかれ。朝令慕改でもかまいません。
●「休日夜間診療所や休日夜間診療に協力している医療機関は地域医療に貢献しているとみなす。判定は地区医師会に任せる」
●「明細書発行は、1年後に規則の大幅な簡素化を終えてから完全義務化にする。それまでは希望者のみに発行する」
たったこの4行の通達を出すだけで、日本の医療は少し救われます!!!
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