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これは決して行き過ぎた政策ではなく、世界一遅れている日本の禁煙政策を少しでも補うものです。２００５年にＷＨＯが締結した、たばこ規制枠組み条約（ＦＣＴＣ）に日本を含めて１００ケ国以上が批准しています。しかし日本では充分に実行されていません。

現在、日本はＦＣＴＣという国際条約を全く守っておらず、世界の笑い物です。しかし笑い物になっていること自体を国民が知りません。ＪＴがこの事実を国民に知らせないように、タバコ問題を「分煙やマナーの問題」に必死で、すり替えを行っているからです。

ＦＣＴＣの期限は２０１０年３月末です。もう過ぎましたね。だから松沢知事の決断は実は、あたり前のことを自治体の長として実行しているだけなのです。全国の自治体の長には、松沢知事を見習って欲しい。国には期待できません。ＪＴは財務省のオイシイ天下り先ですから・・・

ＦＣＴＣという国際条約を知っている国会議員は何人いるのでしょうか？本当に
テストをすれば、ビックリするような結果でしょう。半分どころか、その半分？？？

産経新聞土曜版（兵庫県版）に「Ｄｒ和の町医者日記」として毎週連載中です。最初の８回はタバコ関連記事です。今週は第４話です。長尾クリニックのＨＰからでも記事が読めますので、是非、読んでください。
http://www.nagaoclinic.or.jp/single/media001.html