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日曜の昼下がりのNICU(新生児集中治療室)
2010年03月07日(日)
日曜の昼下がり、0歳児の在宅医療の退院調整のため、某病院のNICUを訪れました。とても新鮮な驚きがありました。小さな子供達が沢山いて、大勢のスタッフがひしめきあっていました。当たり前ですが。普段とは全然違う明るい雰囲気に元気をもらいました。また楽しそうに働いている若い女医さんとお話して、日本の医療に光を見ました。久々です。
正直な話、毎日、暗い話ばかりで、明るい話は数える位です。しかし0歳児の赤ちゃんを見た瞬間、「この子は元気になる」と感じました。普段は申し訳ないけど「徐々に悪くなる」としか感じない日常ですから、「間違いなく元気になる」と感じることは、年に1度あるかどうかです。この不思議な感覚は何でしょう。自分でもよく分かりません。
高齢出産が多くなった現在、どうしても極小未熟児が多く生まれ、NICUの需要は増える一方です。過酷な労働条件でもやり甲斐のある領域だと思います。NICU問題こそまさに政治問題です。ここにはしっかり国費を投入しなければならないと実感しました。
暗い医療界の中で産科のみが唯一明るい診療科です。お産は決して病気ではありません。母性ゼロのオッサンでも小さな生命を見るだけでエレルギーと癒しを貰います。そして生き生きと働く若き医療者たちに、久々に希望を感じました。
NICUに医療の光を見た。と書けば大げさでしょうか。
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