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ヘルパーさんはインスリンを打てないのですか?
2010年04月03日(土)
これも昼間独居の認知症の在宅患者さんのご家族に聞かれた質問です。認知症が進行すれば、食事をしたかどうか、インスリンを打ったかどうか、が分からなくなります。そこで、ヘルパーさんが打てるといいのですが、法律では禁止されています。家族は良いのです。
家族は何をしても許されます。坐薬の挿入、喀痰の吸引、胃ろうの注入、インスリン注射・・・。すべてOKです。しかし、ヘルパーさんには許されていません。考えてみれば可笑しな話です。
規制緩和するなら、こんなところこそしてもらいたいです。もちろん、ヘルパーさんが充分な教育を受けてからですが。
在宅では、100%、低血糖を起こさない方法が優先されます。従って、この方の場合、インスリンを諦める以外方法はありません。訪問看護師は週に1回しか入りません。
そこで、インスリン注射を中止して飲み薬に変えることにしました。しかし飲み薬を沢山飲んでも、安全が確保されるようにしておく必要があります。しかも自分で飲むのですからできるだけシンプルな方法が望まれます。
今回は、DPP-4阻害剤にしました。これなら低血糖に関しては絶対安心です。独居の在宅認知症ケアでは、低血糖の回避が絶対的に優先されます。
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この記事へのコメント
長尾先生、
私たち薬剤師は在宅患者に血糖降下剤内服薬、注射をお持ちします。
低血糖かもしれないのに・・と考えても非侵襲的なバイタルしか今のところは許されていません。
血糖を動かす薬を持参しても
血糖値をも計れません。
ご家族は計ってもいいのですね。もちろんでしょうが。。
それなら薬を持っていっている薬剤師にも計れないとこわーいです。
Posted by 狭間 紀代 at 2010年04月04日 01:24 | 返信
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