長尾先生、やっぱり拒否されたんですか！
拒否できることも知らなかったです。

狭間さま
もちろん拒否です。今はまだ選択制です。
在宅患者さんでも精神的に不安定な方は深夜３時でも「あ、長尾さん、熱出たからすぐ注射してくれる！ガシャ」と平気で電話がかかってきます。「お休み中すみません」とか「今イイですか？」とか
の言葉は一切ありません。不安になる深夜や休日は、この電話が多くなります。
要するに、コンビニや吉野家の牛丼や警察や消防と同じレベルと思われているのです。
これらは交代制ですが、こちらはたった一人で対応しています。
こんな厄介な患者さんが、もし１００倍に増えれば、シブトイ長尾も死んでしまいます。
注射して風邪が治らなければ、腹いせに深夜までストーカー電話されるかもしれません。
数千人の患者さんがいれば、必ずいろんなお考えの患者さんがおられます。
たった一人の患者さんのストーカー電話のために診察や訪問診療ができなかったことが
これまで何回もありました。
この届けを出せるのは、田舎でかかりつけ医感覚が定着しているクリニックや
会員制サロン的な専門クリニックだけです。
私のような、「何でも診る科」の町医者にとっては、まさに死闘になるでしょう。
結局、現実を知らないエライお役人さんが、机の上だけで考えるから
こんなおかしな制度が誕生するのです。
もっと現実を見てほしい。お役人さん、いつでも長尾クリニックにどうぞ。
来れないならせめて、このブログを見てほしい。
読者の皆様。どうか制度を作っている、お役人さんに
このブログを御紹介ください。