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老化とは、「筋肉が減ること」

2010年05月13日(木)


老化とは「筋肉が減ること」です。

今夜は、 高齢者糖尿病におけるインスリン治療」について、
神戸大学の横野浩一教授の講演を拝聴しました。

Sarcopenia(=筋肉減少症)と内臓脂肪の増加が高齢者糖尿病の原因です。

 

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老化とは、「筋肉が減ること」。

 Sarcopenia(筋肉減少症)と内臓脂肪の増加が、
高齢者糖尿病発症の原因です。
だから、運動(歩くこと)が重要です。

老老、認認の時代、高齢者の糖尿病治療は難くなっている。

筋肉が減る⇒歩かなくなる⇒糖尿病が進行するという悪循環。

 

高齢者糖尿病は、
空腹時血糖の増加より、

食後2時間血糖の増加が著しい。


空腹時血糖が1上がれば、食後血糖は10上がる。

 

生活習慣は幼少期に確立されるので、

年をとってからの介入は実際には困難なことが多い。

 

メトホルミンをベース薬と考えるべき。

そのあとは、SU剤かBOTを考慮、

 

高齢者糖尿病は、さらに2つに分類される。

1)高齢発症の高齢者糖尿病

2)青壮年発症の高齢者糖尿病
を見分ける。後者が重要。

 

SU剤=食後血糖は抑えにくい。

 高齢者においてもBOTは有効。

 

オーダメイドインスリン治療の必要性。

在宅医療での、BOTに関しては

時効型インスリンの隔日投与訪問看護師が打つ)
でも有効との報告あり。

たとえば、
 

火、木は訪問看護師が

土(日) は家族(次男)が打つだけでも効果あり。

 

老年医学会では、3日に1回打ちでも有効との報告。

 

高齢者糖尿病の治療を考えるとき、

・多臓器合併症

・多医師

・多剤併用
をどうしていくかが、大切。

 

・健常高齢者糖尿病

・虚弱高齢者糖尿病
を分けて考えることも必要。

 

そこで、CGA(高齢者総合機能評価)
Comprehensive Geriatrics Assesmennt
という概念の導入が要る。

 

MMSEでみると、

在宅患者は22点、 非在宅患者さんは16点であり、

 キーパーソンの存在は不可欠。

 認知がある高齢者糖尿病患者さんの在宅は困難であるのが現実。

 

 

 

 

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この記事へのコメント

青壮年発症の高齢者糖尿病、現在63歳、筋肉が減ること、昨年から自覚できます。歩くこと、毎日、二回、ラブラドールの散歩あわせて二時間くらい。オーダメイドインスリン治療、ランタス、ヒューマログの自己注射。

Posted by 田中正夫 at 2010年05月14日 11:13 | 返信

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