５月１４日（金）の日経新聞朝刊に北海道大学の山口二郎教授の論文が
掲載されています。
この手の論文はあまり読まないのですが、これは、全く私と同意見で
ビックリしました。

論調からすると、彼は民主党による政権交代を応援していたようです。
しかし、民主党政権の最近の「敗因」を彼は冷静に分析しています。
しかし「原点をに立ち戻り、自己修正」するように求めています。

論文のタイトルは
・民主党政権、期待はずれ
・理念浸透せず、随所でブレ
・「選挙至上主義」を脱せ

ポイントには
・政権交代が自己目的化し、後の展望なく
・冷戦、物質主義、権威主義超える理念示せ
・政権投げ出さず、中期的なビジョン提示を

と書いてあります。まさに誰が読んでもそのとうりでしょう。

批判の洪水にはうんざりです。
どうせ、あと３年は民主党政権は続くでしょう。

ならば、もはや、中期的に、この論文のように
「自己修正」を求めるのが正論でしょう。

この７月の参議院選挙では、民主党は散々でしょう。
このショックで目を覚ませるかどうか？
この１点に集約されます。

与党内での議論が少ない印象があります。
また人材がいるのに使えていない印象も。
元気な若手が少ない。

今、国民に必要なことは
冷静な批判と観察です。

本当の評価は３年後なのです。
ダメなら再度チェンジです。
こんな無駄はありませんが。

民主党に早急な方針転換を期待します。
これが現実的な考え方でしょう。
政治空白を作らないことです。


昨年、この政権を選んだのは国民なのです。