このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

吐いてもいいんだよ!

2010年05月19日(水)

高校生の時から肥満で診ている患者さんがおられます。
どうしても痩せられなくて、「肥満の手術」をしました。
腹腔鏡で胃を小さくする手術です。
その患者さんから、SOSがあり、往診しました。
 

2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
まだ若いけれども、福祉で在宅医療です。
はやく社会復帰させてあげたい若武者です。

彼は、「食べれない」と訴えました。
そりゃ沢山は食べれないでしょう。
沢山食べれば吐くでしょう。

夜回り先生のように
「吐いてもいいんだよ」と、
お話ししました。
これで少し安心されたようで笑顔が出ました。

胃を小さくする手術を受けて、沢山食べれたら
手術は失敗、です。

あたりまえ。

なんだかんだいって、20kg痩せました。

富士山なら5合目だね。
あと20kg痩せようね。

父親の気持ちになって、そう励ましてきました。


2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今日は忙しい中わざわざ家に寄っていただいてありがとうございました。院長が寄ってくれたおかげで気持ちが少し楽になりました。ただ食べたいのに食べたものを食べると全部吐いてしまうのが精神的に辛いんですけどどうしたらいいですか?

Posted by yuuzi at 2010年05月19日 02:21 | 返信

yuuziさま、長尾です

精神的に辛いから食べるんだよね。
そして食べて、吐くんだよね。
でも、書いたように、「吐いてもいいんだよ」。
食べて吐いても、全然かまわない。
それを否定しないで、むしろ前向きに解釈しましょう。
食べたい、は、生きたい。

あとは運動です。
痩せれば行動範囲が広がります。
もう5合目です。
前を向いて歩こう。
私も一緒に進みます。
また家に伺いますね。

Posted by 和 at 2010年05月19日 02:35 | 返信

わたしは小学校5年のときにSLEと診断され、ステロイドを飲んでいました。
もともとぽっちゃり体型だったにも関わらず、
ステロイドのお陰ですっかり肥満になり
日光にも当たれず、体育もできず、性格もゆがみ(今もですが)いじめられ、
また食べて・・・それなりに暗い中学生活を送りました。
高校生デビュー(?)しましたが その頃には典型的な拒食過食症でした。
下剤はひと箱一度に飲みました。
食べて吐いたあとは、悲しくて悲しくて死にたくなりました。
一番辛かったのは 誰にもカミングアウトできなかったことです。
両親が悲しむと思い、誰にも言いませんでした。
(もしかしたら、これが初めての公式発表かな。)
SLEは完治しましたが、心の傷はほんとうの意味で完治していないかも知れません。

でもそんなとき、側にいてくださるドクターがいることは
とてもとても ラッキーだと思います。
頂上にたどり着いたときには、きっと人の痛みがわかるすばらしい大人になっていることでしょう。

Posted by カミムラクミコ at 2010年05月19日 06:21 | 返信

カミムラクミコ様もいろいろ大変な人生を送ってこられたんだと読ましていただいて思いました。   自分は今精神的にも肉体的にもとてもしんどいです。死にたいと思った事も今でも考えてしまいます。それに正直手術して良かったのかわかりません。でも院長やクリニックのスタッフさんのサポートがあってなんとか頑張っています。今は自分の事で精一杯だけど頂上にたどり着いた時には人の痛みがわかる大人になってるようにがんばりなす。 
カミムラクミコ様辛い体験を語ってくださってありがとうございました。頑張ってください。

Posted by yuuzi at 2010年05月19日 01:01 | 返信

yuuziさま
こんばんは。
おつらいことでしょう。。
なんともいえない苦しい気持ちのときは
ブログに書くことです。書いて書いて書くのです。
言って言って言うと周りから何か言われないかと気になりませんか?
書いてください。
ツイッター、長尾院長のブログに書いてそれを読んでくださいね。
何かが、つかめるかもしれませんよ。

誰かと一緒に乗り越えるのが一番です。
今は長尾院長ですね。
必ず乗り越えることができますね。
そのあとに感じる自信はその後の人生を変えます。
乗り越えるまで少しずつ自信を何かで感じながら。。。
ユックリユックリ焦らず。。
ちゃんと乗り越えれますよ!
私も陰から期待しています。

Posted by 狭間 紀代 at 2010年05月20日 01:17 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ