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喘息だったから成功した。喘息に感謝したい。
スピードスケート金メダリスト・清水宏保氏の言葉の重み
2010年05月23日(日)
「喘息だったから僕は成功した」
「喘息に感謝したい」
長野五輪金メダリスト・清水宏保氏の言葉には、
重みがありました。
3月31日には結婚されて、現役引退された清水氏に
森川昭廣先生がインタビューされました。
今まで気がつかなかったことを何点か教えられました。
合剤も自信をもってCOPDに使える確信を得ました。
ハイチェックとスモーカライザーで、COPDの啓発に
もっと力を入れようと思います。
公害喘息の町
アスベストの町
喫煙の町
メタボとがんの町の
尼崎だからこそ、COPD予防を発信するべきです。
懇親会では、GSKのフィリップ・フォシエ社長とも通訳を介して
意見交換しました。
GSKは英国企業。現在、世界第2位。
GSKの利益の何分の1かは、日本に還元すべきです。
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彼は子供の時から、喘息で救急受診したり救急搬送されていた。
しかし、心臓への負担があるとの理由で、親が喘息の薬を
飲まされてくれなかった。
発作予防の薬と発作止めと薬の違いがよくわからなかった。
「高校生まで、運動誘発(笑)を意識しながら練習をやってきた。
大学から、吸入薬を使いながらの練習に変わった。
ハウスダスト陽性だったので、環境の変化に対応するのが大変だった」
医者に「肺の炎症」と言われても、患者にはわからない。
パネルなどで分かりやすい言葉で説明してほしい。
バンクーバーオリンピックのテレビ解説者をしたときも、
「スケートを全く知らない人にも分かりやすく解説してほしいと、
指示されたが、同じことを医師にも期待したい」と。
「喘息患者であること自体が、大きなコンプレックスだった。
修学旅行での枕投げで、100%喘息が誘発されていた。
旅行に行くこと自体が嫌で嫌でしょうがなかった。」
「喘息患者会から全面的に応援メッセージを貰ってきた。
嬉しい。」
「喘息だったから成功できた!」
「喘息に感謝したい!」
「喘息患者は常に肺に意識がある。その肺への意識を筋肉にへと
移すことで、体調管理に敏感になれた。それが結果的によかった」
「アドエアはドーピングに引っかからないのか?」と
質問するアホな医者がいるそうだ。
そんな医師の意識の低さは、そう言われればたしかに、恥ずかしい。
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この記事へのコメント
アドエアやフルタイドなど吸入ステロイドを患者さんが使われるようになって
救急搬送されたり,点滴に深夜に苦しそうに来られる方は減ってきています.
吸入ステロイド,とくにβ刺激剤の合剤の安全性と発作回数や発作症状の軽減に
ついて患者さんに理解してもらいたいです
未だに内服薬やパッチだけで治療をメインにされる医師もいますが・・・
Posted by 稲本望 at 2010年05月24日 01:02 | 返信
稲本先生、長尾です。
仰せのとうり、まだまだ、よくわかっていない医師もいます。
啓発すべきは、医師ですね。
Posted by 長尾 at 2010年05月24日 08:51 | 返信
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