認知症の末期がん

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認知症の末期がん

2010年05月26日（水）

認知症の増加に伴い、「認知症のがん」も増えています。
手術するのかしないのか？
さらに「認知症の末期がん」も増えています。
痛みをあまり感じないのか、非常に穏やかです。

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何人か「認知症の末期がん」を診ています。
みなさん、穏やかです。
いつも笑っています。

経験上、麻薬を使用するケースは極めて少ない印象。
普通は、６～７割の方が必要とします。
知覚が鈍磨してうるのでしょうか。

食べられなくなっても平気。
訴えもほとんどありません。
末期がんになれば周辺症状も穏やかになるのかな？

「認知症の末期がん」は、大歓迎です。
とても、かわいい（失礼！！）のです。

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posted by 長尾和宏 at 09:08 | Comment(2) | TrackBack(0)

この記事へのコメント

長尾先生。
今年のGWはたくさんの方がお亡くなりになりました。
その中に「認知症の末期がん」の方がいらっしゃり、麻薬も点滴も何もナシでギリギリまで在宅療養できました。傍から見ていると食べられないし、オシッコも出なくなるし、おなかは腹水でパンパンなので辛かったのですが、本人は案外ケロッとしていて　ご家族さまも「苦しまないので救われる」とおっしゃっていました。
誤解を恐れず申し上げますと、しあわせな認知症　もあります。
ご家族さまや周囲の協力があってのことですが　しあわせな認知症　はわたしの目指す老後かも知れません。

Posted by カミムラクミコ at 2010年05月26日 12:44 | 返信

カミムラクミコさま
長尾です。
私も最近、認知症になってもいいと思うようになりました。
「幸せな認知症」の方は沢山おれれます。
その方から多くの「癒し」をもらっています。
なるなら、「人を癒せる認知症」ですが・・・
そんな自信はとてもありません、ね。

Posted by 長尾 at 2010年05月26日 03:56 | 返信