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母子関係がおかしい

2010年06月02日(水)

母原病という言葉が流行りましたが、現在、さらに顕著になっていると感じます。
50代の娘が、70代の実の母親から言葉の暴力でリストカットして
診察室に入ってこられました。
これって、DV?

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子供を育てられない母親が増えています。
これって母性の危機?
DVの主が実の母親だったら、医療機関は
どう対応すればいいのでしょう?

胃が痛い、胸が苦しい、眠れない、との訴えの奥に
耳を澄ますと、親子関係に行きつきます。
当院でのカウンセリングも無効でしょう。
また、医療者としてどこまで介入すべきでしょうか?

このように、自殺未遂やリストカットなどに毎日、対峙していると
この解決は、日本人のメンタリテーしかないと確信します。
すなわち、政治力と教育です。



 

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この記事へのコメント

私の子がまた手首付近くを6本切りました。

衝動が止められない、家の中も物が壊されています。

どんなささいなきっかけでも突然の衝動、リストカットは発生します。

私の子の場合ですが、行き着けば自我形成時期の失敗であったと思います。

精神科医は治らないと言いましたが、そのとおり、と実感しています。

親も苦しいのになあ・・・です。警察の方にも手におえない場合はいつでも連絡ください、

と言っていただきましたが。他者への攻撃がないのは救いです。

「あんたの手、バーコードで読み取りできるな。」とたまには冗談も言い合いますがなるようにしかならないです。

でもその患者様はよく長尾先生の所に受診されましたね。えらいな、と不思議な感想です。

お母さんもつらいものを背負っていらっやるのでは、と思います。ご自分を責めていらっっしゃるかもしれません。

リストカットは依存症なのでアルコールや煙草が止められないのとほぼ、同じです。

私はもう悩まないことにしました。

悩んでも悩まなくてもおんなじ、と考えるようになりました。

自分の子だからそう思えるのでしょうが。

一番つらいのは本人です。リストカットは止めなくてもいいと思います。

一時期は刃物を全て隠しましたがいろんな手段で切るのである時期から

切る方がええんでは・・・と私が変に目覚めてしまいました。

切る時には痛みがほとんどないそうです。

話が脱線しましたが、先生に頼って来られて良かった、と思います。

多分、DV、というよりもその親子さんは共依存関係では、と勝手に推測してしましましたが、

親子の共依存も治らないと思います。私の利用者様にもいらっしゃいます。

リスカは止めると違う方向に爆発するので傷が深くなければいいのですが。

先生のブログを読んでいると先生の精神力の強さはどうやって培ってこられたのか、と思います。

Posted by 山崎裕子 at 2010年06月03日 12:09 | 返信

そうだ、と決めつけるわけではありませんが。わたしも特に最近、そう感じます。
母子関係のアンバランスさが、子の成長に大きく影響しているように思います。
それは、壮年期、高齢期になっても引きずります。
母の死によって開放されるケースもありました。
そのケースも子が50、60代だったと記憶しています。
母性も遺伝子に組み込まれた、本来人間が持つ原始的な感情だと思っちゃいけないのですね。

Posted by カミムラクミコ at 2010年06月03日 06:12 | 返信

先生、こんにちは。
GWにネットを通じて知り合った人が九州から逃げるように大阪までやってきました。
その方の母親が病気で入院したのですが、介護をしているとひどい暴言を吐かれ、わがままがひどい
そうで、どうしたらいいかわからなくなってしまったそうです。
その方は結婚も母親がことごとく邪魔をしてお流れになったとか。
物理的に離れれば?とアドバイスをしてみましたが、やはり母と離れられないと帰って行きました。
親子はそれぞれ相手を選べません。只今私も育児の真っ最中です。
周りを見回しても子育てに悩んでいる同じお母さんはたくさんいます。
情報だけが周りに満ち溢れ、外野の声がうるさく「よいお母さん」にならなければと
がんばって疲れ果てている人もいます。
子供手当はでたけれど、お金より子供を育てやすい環境整備をしてほしいなとおもう今日この頃です

追記 母原病 懐かしい言葉ですね。精神科医久徳重盛氏の提唱でしたか。
著書にはかほご、叱りすぎ、心配し過ぎが子供の病気を引き起こすと書いてあったと
記憶しています

Posted by 杜若 at 2010年06月03日 04:14 | 返信

カミムラ様
こんばんは。
母子関係、難しいですね。どうして父子の密着はないのでしょう。
問題はやはり、母子関係の歪みですね。それが全ての発端ですね。
私自身、子育てしてそう思いました。

杜若様
こんばんは。
子育て真っ盛りのご様子、大変かと存じ上げますが子供はかわいいですよね。
私ももう一人、生みたいな、(無理!)と思うことがあります。
決していいお母さんになろうと頑張りすぎないで下さいね。
私の子が東京の幼稚園に行っていた頃、50代のとても魅力的な女性の先生が
決して子供は親の思うとおりには育たない、とおっしゃっていました。
21歳と17歳の子を持つ親として振り返れば本当にそうだったなあ、と思います。
おいしい手作りのあったかいご飯と日に当てた太陽のにおいのする布団と子供さんの声を聴いてあげるだけで
十分だと思います。(きっとそうされていうと思いますが・・・)
毎日てんやわんや・・・子育ては楽しかったです。
育てにくい世の中とお感じと思います。でもそんな中でも、子育てを楽しんでくださいね。
応援しています。

Posted by 山崎裕子 at 2010年06月03日 10:37 | 返信

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